![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/147759305/rectangle_large_type_2_bae9afdbd1ae4f43f1d81d26dc93fdcd.jpeg?width=1200)
アスリートの怪我と栄養③炭水化物・脂肪
前回はタンパク質に関してまとめました。十分な量のタンパク質の摂取が筋の萎縮を抑制することがわかりました。
今回は炭水化物と脂肪に関してです。
参考引用
Papadopoulou SK. Rehabilitation Nutrition for Injury Recovery of Athletes: The Role of Macronutrient Intake. Nutrients. 2020; 12(8):2449. https://doi.org/10.3390/nu12082449
必要な栄養素
炭水化物(CHO)
内因性CHOは、運動中のタンパク質合成および骨格筋に影響します。
低レベルのCHOは、筋タンパク質の分解を増加させます。よって、筋量の減少につながるかもしれません。
代謝反応に対するCHOの基礎となるメカニズムは不明確です。
しかし、負傷したアスリートのリハビリテーションには、十分な量のタンパク質、CHO、抗酸化物質、適度な脂肪を含むバランスのとれた食事が推奨されています。
具体的な必要量などは記載がありませんでしたが、炭水化物の不足はあまりよくなさそうですね。
脂肪
脂肪に関していうと、魚油由来のオメガ3脂肪酸が重要とされます。
オメガ3脂肪酸は抗炎症作用を有していますので、傷害を負ったアスリートにとって有益である可能性があります。
また、このオメガ3脂肪酸は筋タンパク質合成にも役立っているとされています。
負傷したアスリートとは別ですが、脂溶性ビタミンDおよびKの欠乏が変形性関節症の発症および進行のリスクを高めるとされます。
地中海食とエクストラバージンオリーブオイルの摂取が、関節軟骨の損傷後の炎症を抑制・克服し、変形性関節症の予防に役立つそうです。
今回は具体的な量などは記載がありませんでしたが、炭水化物の必要性や、オメガ3脂肪酸の効果を知ることができました。魚を食べることが重要そうですね。
ではでは。