王神愁位伝 第1章【太陽のコウモリ】 第7話
第7話 拾い主
ーー前回ーー
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「・・・騒がしいと思ったら。戻ってましたか、琥樹くん。」
「あ!坂上さん!!」
いつの間にか、カーテンの横にとある男性が立っていた。
スラっとした高身長の体系も特徴的ではあるものの、茶色の艶やかな長髪と、深い水色の瞳はなにより特徴的であった。
肩には、頭に包帯を巻きつけた黒猫がのっかっていた。
「傷だらけですね。任務ご苦労様です。治療は受けましたか?」
「坂上さんまで痛くて怖い治療受けろっていうの・・・?」
涙を流し、坂上