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インターンシップ真最中!
こんにちは。インターシップ中の専門学生です。
今回は、私の好きな文様(もんよう)についてお話していきたいと思います!
その前に…「もんよう」って?
ー文様ってなに?ー
▲私のインターン先、「京都デニム」さんではこのような文様が使われています。普段使いもしやすそうですが、着物にも合いそうなフォルムと素敵な文様です…。この商品に限らず多様な文様を展開されているのが「京都デニム」の魅力です♪
そんな文様ですが、
そもそも「文様」と「紋様」は同じ意味?「模様」とは何が違うの?
疑問だらけです…。
ということで分かりやすくまとめてみました!▼▽▼
ー文様・紋様・模様の違いー
紋様▼
平面上に自然と出来上がった模様や、特定分野で用途が固定している模様に対して使われるそうです。 例えば、水に石を投げた時に広がる波紋(下の画像)のことです。
しかし、織物・染物の模様も「紋様」として使われるそうです。
文様▼
模様の様式、人工的に作られた模様に対して使われるそうです。つまり、「紋様」とは違って自然のままでなく人の手を加えたものということですね!
ということは、着物も「文様」にあたります。
模様▼
図柄全般、柄の総称など広い意味で使われます。
つまり、文様・紋様とは模様の中の一つ、様式のことになります!
『模様』
▼ ▼
文様 紋様
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なるほど…。日本語って難しいですね、、
それぞれの違いがわかったところで、私の好きな文様について紹介していきたいと思います♪
ー私の好きな文様ー
▲鹿の子(かのこ)文様です! この文様は、子鹿の背中の模様(下の画像)に似ていることから名付けられたそうです。
また、鹿は「神の使い」ともいわれ、縁起の良い動物でありまた生命力や繁殖力に優れることから、「子孫繁栄」の象徴として知られています。
普段何気なく文様を目にしていましたが、昔の文化は調べれば調べるほど奥が深い…。
この鹿の子文様はとても可愛らしく、子供の着物や浴衣にもよく用いられていますよね!
なぜこの単純な文様に惹かれるのか…
ー私の考える魅力ー
それは、季節の縛りも無く通年使える文様、これがまず1つ目の魅力です。
(文様から季節によって着分けるものも存在します。)
着物の場合、文様は細かく素朴で控えめなイメージに見られがちです。また、現代の「可愛い」とは少しかけ離れた「可愛い」をもった鹿の子文様、中にはその可愛さを理解できない方もおられるかもしれません…。
(私はそんな素朴でアンティークな着物も好きです…)
ですが、そんな昔ながらの着物を着こなすことによって現代の「可愛い」へと変化しているものが存在します。
それは、今若者の間で流行している着物レンタルです。
▲「レトロな着物」と「今風のヘアアレンジ」や「小物」を掛け合わせることによって、現代の「可愛い」へと変化を遂げています。
まるで、「現代のオシャレ」と「伝統工芸」を掛け合わせた商品を提供し、伝統文化のイメージを変化させている「京都デニム」さんのようですね。▼
少しの工夫とアレンジで誰でも楽しめる点も大きな魅力です。
日常で着物を着る機会は少ないかもしれませんが、このような着物レンタルなどを利用することで着物を体験することができます。
そのなかで着物選びに迷った際、
文様について調べ、素敵な意味が込められた文様から着物を選ぶのも一つの楽しみかもしれません…♪
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2つ目は、
シンプルな文様から
見方によってどんなものにも連想することが出来るという点です。
例えば、苺を拡大した文様に見えたり、背景が赤だとタコの吸盤のようにも見えます。▼
色んな楽しみ方が存在します♪
あまり魅入ってしまうと鹿の子文様に吸い込まれてしまいそうです…。
ー終わりにー
今回は、鹿の子文様とその魅力について紹介しました!
私はインターンシップに行くまで、文様という言葉も知らず
好きな文様を見つけるどころではなかったのですが、調べてみて一つ一つの文様に意味が存在し、中には季節ものもあり、とても奥深く感じました。その意味も小難しいものでなく、似ていたからといった簡単な考えで、昔の人は考えることは純粋で面白いと感じました。
皆さんもどこかで文様を見かけた際、意味を調べてみてはどうでしょうか、
自分に合った素敵な文様に出会えるかもしれません。