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本の旅の 道しるべ|栞展のご案内

やわらかなひびき。
しおり。

しおりの語源は「枝折しおる」。
山道などで、道しるべとして枝を折ることから来ているそう。この言葉が定着したのは、書物が庶民に普及した江戸時代。

平安時代の「枕草子」には「けふさんきょうさん(夾算・夾笇)」という木を薄く削った道具の記述があり、これが栞の役目を果たしていたとのこと。

昔も今も
本のそばに居た栞。

いにしえの風が吹いてきそうな
奈良の本屋とほんさんにて
栞の企画展示に参加いたします。


* * *




🔖「第11回栞展」概要

2/7(金)~2/26(水) 
 
11時~17時 木曜定休
 2/8(土)・2/22(土)は20時まで

「本屋とほん」
奈良県大和郡山市柳4-28


私は「SUGAR*3」(シュガースリー)名義で出品しています。
ホームページに使用している名前です。
下の写真に私の栞もあって、うふふとなっております。



🔖栞の素材について

それぞれ3枚セット税込¥440
展示終了後、オンラインショップで販売予定(価格は若干変更するかもしれません)。


「ひとつぶと 空」セット


左の黒の栞はリソグラフ印刷(レトロ印刷)、しっかりした厚紙。
強い摩擦や湿気で色移りをする可能性があります。

「ひとつぶと 風」セット


それ以外のカラーの栞は高精細デジタルオフセット印刷、やや薄めの紙。裏面は白く、ポイントにロゴが入っています。

マットコーティング加工により色移りには強いです。ただし片面コーティングのため紙が反りやすく、マットコートの性質上、表面を擦ると傷のような跡がつきやすいです。


🔖栞のもとになった記事

カラーの栞は、もともとnoteの記事のために作ったもの。文が絵を引っ張ってきてくれる感じ。
手を動かしていると最初のイメージから徐々に変化していくので、それもまた楽しいです。




🔖読書という名の旅を 栞とともに


 栞があるから私たちは本と現実を迷わず行き来することができます。栞を挟むまでが読書、栞のページを開いてからが読書なら、そこにある栞を愛でる時間もまた読書の一部かもしれません。
 本が読みたくなる栞。本に挟みたくなる栞。ただ、眺めていたくなる栞。普段は読書の脇役となる栞がここでは主役です。

 とほん11周年企画「栞展」お楽しみいただければ幸いです。

とほん店主


第1回の栞展の開催に向けて、とほん店主さんが書かれた文章。
本をこころから愛する方々のところに作品を置かせて頂けることに 改めてしあわせを感じ、そして背筋がぴっとしました。


* * *


読書という体験が、旅だとしたら。
栞もまた、旅に無くてはならない
大切な道しるべ。

読書という名の果てしない旅を
色とりどりの栞とともに
味わってみませんか。


🌨


冒頭、いにしえの風と言ったものの
今はきっと大寒波の風が吹いていますね。
奈良の天気予報を見て、気温がマイナスでびっくり。

それ以外の地域のかたも勿論
あたたくして乗り切りましょう。
無事に通りすぎていきますように☃️






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