シュガーバッター法とフラワーバッター法
パウンドケーキやクッキーなどバターを使用した生地は、シュガーバッター法、フラワーバッター法という2種類の作り方があります。
パウンドケーキを例として見ていきましょう。
パウンドケーキはおおよそ
・卵
・バター
・砂糖
・粉
この4つの材料があれば作ることができます。
材料は同じですが、混ぜる順番の違いで仕上がりが異なってきます。
まず、シュガーバッター法。
混ぜる順番は以下の通りです。
バター
↓
砂糖
↓
卵
↓
小麦粉
シュガーは砂糖、バッターはバター。
名前の通り、最初にバターと砂糖を混ぜてから卵と粉を加える方法です。
クリーム状にしたバターに砂糖を加えて混ぜるため、空気を含みやすく気泡は荒くなりますが、重くしっとりと仕上がります。
パウンドケーキは重たくしっとりとしたイメージがありますから一般的にはシュガーバッター法で作られています。
ですが、バターは油脂、卵は水分ですので、分離しやすいです。
卵を入れる際は冷たい状態で入れない、少量ずつ入れる、など注意が必要です。
次はフラワーバッター法。
混ぜる順番は以下の通りです。
バター
↓
小麦粉
↓
砂糖、卵
フラワーは小麦粉、バッターはバター。
クリーム状にしたバターに最初に粉を入れる方法です。
最初に粉を入れてから卵を入れることで、粉が卵の水分を吸収してくれ、分離しづらくなるというメリットがあります。
初心者の方に向いている作り方です。
また、小麦のグルテンはバターの油脂で制御されるため、グルテンの保形成が弱く、食感はきめが細かくふんわりとした生地に仕上がります。
軽い食感のクッキーを作りたい時に向いている方法でしょう。
※bitesjapansquadの投稿:kanade_mt
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