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カカオ豆の産地

◉カカオ樹のルーツ


カカオ豆のルーツは、南米大陸北西部
(アマゾン河 上流域やオリノコ河流域)を、
起源とするクリオロ種といわれています。

それがメソアメリカの人々によって中米に移植され、オルメカ・マヤ・アステカなど様々な
古代文明で貴重な食物として栽培されてきました。

16世紀以降、カカオ豆の需要が増大し、
南米やカリブ海の島々・東南アジア・アフリカ等にカカオ農園が広がりました。

◉地域別 カカオ豆の産地

カカオ豆が栽培される地域は主に

・中南米
・西アフリカ
・東南アジア


です。

各地域で栽培されるカカオ豆の種類を、

詳しくみていきましょう。



◉中南米


カカオ栽培発祥地の地である中南米では、
生産量こそ多くないものの、
非常に評価の高いクリオロ系の品種が栽培されており、
フレーバービーンズとして世界中から注目されています。

・エクアドル🇪🇨

フォラステロ種の「アリバ」という品種が有名。
フレーバービーンズに最適で、高さ品質、高価格なことで世界的に通名。

※フレーバービーンズ…特徴的な芳香をもつ豆のこと。香りがよく、産地ごとに風味が違う。

・ベネズエラ🇻🇪

カカオ豆の中でも最高品質といわれる、
マラカイボ・カカオ(別名ボルセラーナ)の
唯一の生産国。

・ブラジル🇧🇷

近年カカオの生産量は急激に減少。
「バヒア」という酸度の高いカカオが代表。


◉西アフリカ

19世紀からアフリカ大陸軍での生産量が増大しました。

全世界のカカオ豆 総生産量(約360万トン)の
70%以上がアフリカ大陸で生産されています。


・コートジボアール(アイボリーコースト)
🇨🇮


世界最大の生産国。(世界総生産量のうち1/3)
主にベースビーンズになるカカオ豆を栽培。

※ベースビーンズ…チョコレート全体の土台となる豆の事。
香りは弱いが苦味・渋みが強く、コクがあり癖が少ない。

・ガーナ🇬🇭

かつては世界一の生産量を誇っていた。
主にマイルドなカカオ豆を生産。


◉東南アジア

近年、カカオ産業が成長しており、注目を集めています。また高品質なカカオ豆が多いです。

・インドネシア🇮🇩

近年飛躍的に生産量を伸ばしている。
アジアでは最大の生産国。

・フィリピン🇵🇭

酸味が少なく、多くの人が好むような味わい。

・タイ🇹🇭

キャラメルのような濃厚な風味とフルーティな香り。ほどよい酸味が特徴。



地域によって味も香りも全く異なるカカオ豆。



皆さんはどの産地のものが好みでしょうか?



チョコレートを購入する際には産地に注目して、


自分好みのチョコレートを見つけるのも良いかもしれないですね。



※bitesjapansquadの投稿:きぴり


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