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吃驚仰天…此は如何にと思い知る話

 わたしは『X-ファイル』のエピソードで初めて「ジャージー・デビル」を知ったのです。なので、ドラマで描かれていた、ニュージャージー州の密林地帯の奥深く、文明から隔絶された未開の地に生息する、原始的な野生種で、裸族(ドラマでは獣の皮を纏っていました)のようなイメージでした。

『X-ファイル』で、
目撃者が描いたジャージー・デビルの絵


 数日前、CS放送でジャージー・デビルの謎を追う番組があり、興味本位で観たのです。
 そしたらびっくり
 えぇ〜っ ∑(゚Д゚) 笑✨✨


 体長は1.8mほど、馬、羊、鹿に似た顔、真っ赤な目、身体を覆う黒い毛、背面に蝙蝠こうもりのような翼、細長い尾、空を飛び、路上や屋根に馬のひずめのような足跡を残す。

フィラデルフィア・イヴニング・ブレティン紙上で1909年1月に報告された
ジャージー・デビルの図
ジャージー・デビルの図

 え〜っ!ナニそれ∑(゚Д゚)
 似ても似つかぬその姿!
 翼有りぃ〜の、空飛びぃ〜のって、
 ぜんぜん違うんですけどぉ〜!

 で、調べてみたのです。


 ジャージー・デビル(英語:Jersey Devil)は、米国ニュージャージー州一帯で古くから報告されているUMA。
「リーズ・ポイントの悪魔」または「リーズ家の悪魔」とも呼ばれる。

 言い伝えによると、ジャージー・デビルは1735年のある暗い嵐の夜、パインバレンズの南東にある海辺の村リーズポイントで、家族と暮らすマザー・リーズという女性の13番目の子供として生まれた。
 出産は難産で、激しい苦痛の中、マザー・リーズは「悪魔が生まれてくればいい!」と叫んだという。
 生まれた赤ん坊は一見健康そうだったが、すぐに尾と翼を生やし、血も凍るような恐ろしい叫びを上げると煙突を抜け、夜の闇に飛び去ったと伝わっている。
(参考記事:「クリスマスの悪魔「クランプス」、米国で大流行」)

 この「リーズ家の母親」はデボラ・リーズという実在の人物で、少なくとも12人の子供がいた記録が残っていると言われている。
 しかし一方では、マザー・リーズのモデルとなった実在の人物を見つかっていないという報告も為されている。

 この辺は、さすがUMA伝説と言わざるを得ないですね。感心してしまいます。

 ニュージャージー州に残るジャージー・デビルの起源にまつわる伝説には、いくつかのバリエーション(異説)が存在する。

① マザー・リーズが魔女で、悪魔と交わったというもの。

② 米国独立戦争時代にニュージャージーの娘が英国の兵士と呪われた性交渉をもった結果、怪物が生まれたというもの。

③ ニュージャージー州南部の先住民であるレナぺ族は、コウモリのような翼とシカのような外見をもつ森の神を崇めおり、それを知ったヨーロッパからの入植者が、「リーズ・デビル(ジャージー・デビルの別称)」の噂と結びつけた可能性。

 ジャージー・デビル伝説の本当の起源を、歴史家たちは大きな謎として解き明かそうとしている。
 ニュージャージー州にあるキーン大学の教授、ブライアン・リーガル氏とフランク・エスポジート氏は、17世紀の英国人入植者ダニエル・リーズと伝説と結びつけた。

 リーズは1652年頃、英国のリーズで生まれた。両親はキリスト教プロテスタントの一派であるクエーカー教徒だった。
 成人し、自らもクエーカー教徒となったリーズは、1677年頃、家族を連れてニュージャージーに移住、バーリントンのにぎやかなクエーカーコミュニティーで暮らし始める。
 測量技師などさまざまな職業を転々としたリーズは、1690年代にニュージャージー南部の大西洋沿岸に土地を購入した。
 リーズポイントという名で知られるこの場所に、家族と共に根を下ろす。
 同じ頃、リーズは執筆活動も始めた。最初に出した本は、天体の動きと惑星記号についての記述も含む暦だった。
 しかし、この暦と彼のその後の著作はクエーカー派の怒りを買い、リーズは「邪悪」で「悪魔の到来を告げる者」として排斥される。
 こうしたリーズの評判が、リーズという名を怪物や超能力と結びつけたのではないかというものである。

 マザー・リーズのモデルとなった実在の人物は不明とされている。
 ダニエル・リーズは4回結婚しており、最初の妻メアリーとは子供を数人もうけたが、英国を離れる前に死別。
 ニュージャージーに移住後、リーズは3回結婚。
 3番目の妻ドロシー・ヤングがマザー・リーズである可能性が高く、彼女は1699年に亡くなるまでに8人の子供を産んだ。
 しかしリーズの妻たちがマザー・リーズであることを示す17世紀の史料は見つかってはいない。
(⚠️「Wikipedia」と「ナショナル ジオグラフィック日本版」より抜粋)

 とのこと…。

 そして、ジャージー・デビルの目撃談も多いのである。

 1778年、ハノーバー鉄工所での遭遇から始まり、1820年代にはニュージャージーで、1909年1月16日から1月23日の8日間には目撃事件が集中発生し、出没地域は30以上にも上り、都市部のフィラデルフィアなどでも大騒ぎになった。
 21日には、市街電車が襲撃さ武装した警備員が出動する事態となり、この騒動に際して目撃証言が西海岸側のカリフォルニア州にまで及んでいる。
 1980年ニュージャージー州南部で家畜を襲い、馬のひづめに似た足跡を残す。
 1993年12月にはニュージャージー州の自然公園で、森林パトロール中に二本足で立つ怪物に遭遇。
 最近では2007年、2008年にも目撃情報があるらしい…。
(⚠️Wikiより抜粋)

 その正体も、中生代に棲息した翼竜の生き残りであるとか、先住民のあいだで実しやかに語り継がれている龍の伝説が基になっているなどなど…さまざまなな説が存在するようです。

 ジャージー・デビルは、単なる裸族じゃなく、奥深い都市伝説の一端だったようです。
 なんか申し訳ない😅
 でも、何で『X-ファイル』では、あのような描かれかたをしたんでしょうね?
 どうやら、ジャージー・デビルにまつわる謎は、さらなる謎を呼んだようです☺️
 ではまた。


 最後まで読んで頂きありがとうございました。感謝✨✨

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