医学部時代をブラッシュアップするなら。 ⑦アルバイト編
こんばんは。一昨医です。
今日も投稿読んでいただいてありがとうございます。
たまには学生生活の話を。
塾講師や飲食業をはじめ、色々経験しました。
職種の多様性という観点では、稀な部類に入るかもしれません。
色々な業界の一端を知れて勉強になりましたし、学生生活に必要なお金も稼げて、人にも恵まれて、総じてありがたい経験だと思っています。
ただ、色々な失敗を重ねてきたので、そこは抜き出しておきたい。
現在進行形でやっているものも含め、印象的な出来事を抜粋してお話しします。
後悔ポイント
どうせバイトだからという呪縛
一番はこれにつきます。
学生というのは、単純にバイトに入る時間数に限界があります。
自分より長い時間をその職業に費やしている人(正社員の方)から見ると、明らかに物足りないパフォーマンスだと思います。
入った時はゼロスタート。
そこから時間数を積み上げていくことで習熟していくのに、正社員の人と時間すら倍近く違うのなら、ますます差が開いて当然でしょう。
そのことにすら気づかず、なんでいつまでもできないんだろうと嘆いていました。
さらに言い訳をすると、
勉強が忙しい
部活動をやっていると時間的制約がある
労働時間の上限が決まっている(契約の関係)
勉強などが忙しい時は、どうしても集中力が落ちて、業務に対して注意散漫になってしまう瞬間がありました。
もちろんお給料をいただいているので、そうならないように努めてはいたものの、ベストパフォーマンスが出せていない感覚がありました。
でもそれって当たり前で。
朝から夕方まで講義を受けて、そのあとで夜遅くまでアルバイトをする。
なんならその後にテスト勉強をする。
講義中なんて労働と同じ程度には頭使っていますから、過労死ラインで自分を追い込んでいたのと同じようなものです。(ちょっと表現は大袈裟ですが)
しかも学業にまで悪影響をきたしていたのだから、かつての自分、救いようがない状態でしたね。笑うに笑えないや。
バイトだから学業を優先してもしょうがない。
バイトだからこの仕事を任せられない。
この2つは表裏一体だったなと気づいたのはだいぶ後のことでした。
日々の準備不足
前項とも被りますが、あまりに時間的キャパシティがなかったせいで、業務外で使う時間が短すぎたなと反省します。
その時はそれで一生懸命なつもりだったけれど。
勤務時間が短いならそれ以外の工夫で挽回するしかなかっただろうに。
勤務時間以外は切り替えを重視して、その職業について一切忘れていたいと思っていたこともありました。
お恥ずかしい。
メモの取り方
その時で教えてもらったことを書き留めるんですが、そのメモに再現性がなかったんですよね。
ちょっと状況が変わるとテンパってしまったり。
一連の出来事の中で、何が重要なポイントなのか?
そこを抜き出すのが恐ろしく下手でした。
書き留めた内容を他の人に聞いて再確認する時も、もう少しやりようがあったなと反省しています。
典型的なダメコンサルトをしていました。
後輩でいすぎた
年上の方と働くことが多かったので、それに甘えてしまったというか。
自立心が欠落していたと反省。
オススメ
時間は自分でコントロールする
いくらお金が必要でも、どんなに勉強がしんどくても、時間は自分でマネジメントしましょう。
自分が無理しても、周りに迷惑をかけるだけです。
どれくらいまで自分を追い込めるかは試行錯誤するべきですが、無計画に突っ込むのはやめましょう。
できないことからは、ちゃんと撤退する勇気を持ちましょう。
職場ではプロとして役割を果たす必要があります。お給料もらっているので。
中途半端な気持ちでいるのは全方位に失礼です。
接客業が医療系にはおすすめ。
接客業では、圧倒的にコミュニケーション能力が伸びます。(伸ばそうと努力すれば。)
人の話を傾聴する。
共感できる部分では共感する。
人から得た情報を処理して判断し、相手に選択肢を提示する。
全て、医師として必要なスキルだと思います。
というか、1人の人間として大切な基本姿勢だと思います。
時給がいくらか、というのはある程度大切ですが。
複数の職種を経験して新しい世界を知る、というのもいいと思います。
いいことも悪いことも、全てが学びになります。
アルバイトという期限付きの身分だからこそ、やってみたいけどちょっと勇気がいるという分野に手を伸ばすことができます。
正規で働くよりは撤退しやすいはずなので。
〇〇な自分、が増えていくのもとても面白いですよ。
個人的に、飲食のアルバイトは向いていませんでした。
自分が空腹の状態で、お客様にご飯を提供する、というのがとても辛かった…
そのあとの賄いは余計に美味しく感じるんですけどね。笑
自分の中での目標設定
正社員の人には追いつけなくても、職場で存在感を示すことはできます。
結果にある程度こだわるためには、目標設定が有効でした。
でも、数字を追いかけすぎてもダメ。
マインドとコミュニケーションのバランスが大切だと思います。
そういう目標設定をサポートしてくれる職場と人に、僕は偶然巡り会えました。
それは本当に幸運だったと思います。あの時の皆さんに感謝しています。
終わりに
必要なお金を稼がないといけない、という理由でやっているアルバイトですが。
どうせ時間を使うならプライスレスな学びを得よう、と気持ちを切り替えてから物事がうまく回りはじめたことを実感しました。
数えきれない失敗をしましたが、それをどうにか次に繋げたいですね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。