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kotonomi
新版 指輪物語〈3〉旅の仲間 下1
とても有名なファンタジー小説、指輪物語の第三巻です。
この巻で、ようやく、旅の仲間が全員揃います。
この前の巻までは、フロド、サム、メリー、ピピンのホビット四人に加えて、人間の馳夫【はせお】(=アラゴルン)でした。五人ですね。
この巻では、魔法使いのガンダルフ、人間のボロミア、ドワーフのギムリ、エルフのレゴラスが、旅の仲間に加わります。一挙に賑やかになります。
けれども、この巻の段階では、旅の仲間の思惑は、みな、違います。誰もが、指輪の廃棄へ向けて、心を一つにしているわけではありません。
このため、旅の最中には、ややもすると、不穏な雰囲気が漂います。それを、精神的に大人のガンダルフが、まとめている感じです。
旅の一行が、山の下にあるドワーフの作った坑道、モリアへ入ったところで、本書は終わります。
この巻くらいまで読み進められれば、だいぶ物語に馴染んでくるでしょう。最後まで、読み進められるのではないかと思います。
以下に、本書の目次を書いておきますね。
一 数々の出会い
二 エルロンドの会議
三 指輪、南へいく
四 暗闇の旅