怖い絵
ベストセラーになっている本ですね。今さら、私ごときが、レビューを書くまでもありません。
ヨーロッパの怖い絵を集めて、「なぜ、どこが、どういうふうに怖いのか」を解説した本です。
誰もが、ぱっと見て、「怖い!」と思える絵もあれば、解説されないと、怖さがわからない絵もあります。
怖さを楽しむというより、ヨーロッパ文化のうんちくを楽しむ本ですね。
私にとっては、半分くらいは知っている話でしたが、楽しめました(^^)
本書を読み終わった後には、きっと、美術館へ行って、実物の絵を見たくなると思います。
私は、ここに載っている作品のちょうど半分、10作品しか、実物を見ていません(二〇一一年十一月現在)。修業が足りませんね(^^;
以下に、本書の目次を書いておきますね。
まえがき
作品1 ドガ『エトワール、または舞台の踊り子』
作品2 ティントレット『受胎告知』
作品3 ムンク『思春期』
作品4 クノップフ『見捨てられた街』
作品5 ブロンツィーノ『愛の寓意』
作品6 ブリューゲル『絞首台の上のかささぎ』
作品7 ルドン『キュクロプス』
作品8 ボッティチェリ『ナスタジオ・デリ・オネスティの物語』
作品9 ゴヤ『我が子を喰らうサトゥルヌス』
作品10 アルテミジア・ジェンティレスキ『ホロフェルネスの首を斬るユーディト』
作品11 ホルバイン『ヘンリー八世像』
作品12 ベーコン『ベラスケス〈教皇インノケンティウス十世像〉による習作』
作品13 ホガース『グラハム家の子どもたち』
作品14 ダヴィッド『マリー・アントワネット最後の肖像』
作品15 グリューネヴァルト『イーゼンハイムの祭壇画』
作品16 ジョルジョーネ『老婆の肖像』
作品17 レーピン『イワン雷帝とその息子』
作品18 コレッジョ『ガニュメデスの誘拐』
作品19 ジェリコー『メデュース号の筏【いかだ】』
作品20 ラ・トゥール『いかさま師』
参考文献