新版 指輪物語〈4〉旅の仲間 下2
とても有名なファンタジー小説、指輪物語の第四巻です。
このあたりまで読み進められれば、だいぶ勢いが付いていて、この後も読みやすいものと思います。
モリアの坑道の場面から、始まります。ここで、フロドたちの一行は、恐るべき敵、バルログに襲われます。
バルログの前に立ちふさがった魔法使いガンダルフは、バルログと共に、暗闇の中へ落ちてしまいました。
ガンダルフを失って、一行は、悄然【しょうぜん】とします。この場面では、読者も、「あんな心強い味方をなくして、これから、どうなるのだろう?」と不安になると思います。
けれども、旅は、続けなければなりませんでした。
この後、一行は、妖精郷ロスロリアンに立ち寄ることになります。そこは、エルフの女王ガラドリエルが治める地です。
冥王サウロンの力も、まだ、ロスロリアンにまでは、及んでいません。この妖精郷を描いた部分は、美しくて、ほっとします。エルフたちの優雅さが、よく描かれています。指輪物語の中で、私が好きな部分です(^^)
ロスロリアンで休んだ後は、また、旅に出発です。
この巻の最後では、旅の一行に、大きな試練がふりかかります。その試練のために、一行は、また一人、仲間を失うことになってしまいます。
以下に、本書の目次を書いておきますね。
五 カザド=ドゥムの橋
六 ロスロリアン
七 ガラドリエルの鏡
八 さらば、ロリアン
九 大河
十 一行の離散