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だから, 遠い未来も人はアナログに旅をする.

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某レコード会社のディレクター/クリエイターとして、アート/AI/広告/建築/地域創生(政府関連)/ファッション/メタバースなど、運良く多くの業界とお仕事させてもらえたボクが、「神…
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第1章 / だから, 遠い未来も人はアナログに旅をする.

1−1 「送る」について。 だから、遠い未来も人は旅をする「アナログならではの温かみ」 「…

音中今哉
6か月前
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第2章 / 悪くなれば, 悪くなるほど, 良くなる存在.

2−1 「脆い」の正しい反意語 人間は、すぐに世界を二分したがる。  善と悪––––ヒー…

音中今哉
6か月前
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第3章 / ○○○○○ - 誰が物語るべきか? 【前篇】 フランス料理はイタリア人がつく…

【 第1〜2章のまとめ 】  第1章は–––– 「アナログならではの温かみ」「デジタルで撮…

音中今哉
5か月前
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第3章 / ○○○○○ - 誰が物語るべきか? 【後篇】 ビックリマンは、どのようにして…

 引っ張る形になってしまった「○○○○○」––––  いよいよ、それを定義していく––…

音中今哉
5か月前
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第4章 / 古い記録が新たな記憶を創る魔法.

4−1  オープンソースの時代 今のレコードメーカーは、オリジナルのコンテンツ(音源や映…

音中今哉
5か月前
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だから, 遠い未来も人はアナログに旅をする. 〈前半まとめ〉

音楽業界(某レコードメーカー)で、約20年、ディレクターをしているボクが書く––––〈音…

音中今哉
5か月前
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第5章 / 未来は常に始まっている.

5−1  VUCAや突然変異を歓迎する性質 パラレルな思考。  パラレルな組織。  パラレルな体験。  同時多発が歓迎されている。  なぜ、そうなっているのか?––––  ––––IT技術の「発展」によって、目の前にある選択肢の幅や数が爆発的に増殖し、太古の昔からある「VUCA(変動性/不確実性/複雑性/不明瞭」がより進行したからだ。  その「発展」というのも、大量のプロダクトを売買するという画一的なベクトルを持つインダストリアルな進化(何次にも渡る産業革命のような

第6章 / 昔から世界の約半分は想造で出来ていて, 未来の世界の半分以上は想造で出来…

6−1  昔から世界の約半分は想像で出来ている 世界のもしかして半分以上は想造で出来てい…

音中今哉
4か月前
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第7章 / 新たな法治を行うのは誰か?

7−1  何度でも巻き戻しが効く可逆的未来 最先端のテクノロジー観点から見据える「xR」…

音中今哉
4か月前
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第8章 / いつかこの世界はこの世界ではなくなる. 【前篇】 不変を重宝する現代性に反…

8−1  永遠に完成しない未来のオブジェクト オブジェクトには、「物や物体」という意味の…

音中今哉
4か月前
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第8章 / いつかこの世界はこの世界ではなくなる. 【後篇】 ノットオーディエンス・ア…

8−3  ② オーディエンスがいなくなった話 2030年––––今年から火星に人類が移り…

音中今哉
4か月前
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無知の知とコレクティヴ - 神は、内に在るのか、外に居るのか?

我々が見ていないとき、 空にかかる月は存在していないのか? ミクロの世界では、大きな存在…

音中今哉
6か月前
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音楽業界でディレクターになる資格 - 世界の不条理。 売るんじゃなく、救う。

 音楽だから楽しい! / 音楽だけが楽しい。  それこそが、音楽のプロになるための資格だ。…

音中今哉
6か月前
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息子へ/「恋」を「因数分解」に例えるシーンがあるかも知れないから、勉強しておけ。

「勉強は、何かの役に立つからやるんちゃうんよ、  何の役に立つか分からへんから、やるんよ」  母から、よく言われた言葉だ。  たとえば––––因数分解。  レコード会社で働く僕は、実用的に使ったことなんてない。  でも、それを知らないと、 「恋の因数分解」ってタイトルが持つ  歌の深みが分からない。  恋を因数分解するとは、どういうことだろう?  本来の因数分解、ようは、数学であれば––––それを構成する「素数」=「1と自分自身以外の約数を持たない自然数」を明らかに