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源氏物語「関屋巻」を読む

 例のごとく、淡々と記事を書いていく。今回は「関屋巻」であるが、あまり内容の印象がなかった。この巻、最後の一言に着目したい。



あいなのさかしらやなどぞはべるめる。



 この一文を読んだとき、意味を推測することができなかった。「あいな」「の」「さかしら」「や」「など」「ぞ」「はべる」「める」で、「や」以降は助詞と助動詞で構成されているとみて間違いないだろう。あとは、「あいな」と「さかしら」である。注釈によれば、「あいな」は「あいなし」の語幹らしい。「かかわりのないこと」を意味する語であり、ここでは「おせっかいな」という意味で使われる。「さかしら」についても辞書でひいてみたところ、「賢しら」と書くらしい。「①利口ぶること。かしこそうにふるまうこと。②よけいな口出し。おせっかい。③密告。事実を曲げた悪口。」を言い、ここでは②の意味であろう。つまり、「あいなのさかしら」は「おせっかい」の意を重ねた言葉であった。言語好きの私としては品詞分解をする楽しさがあった。



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とにかく今読み終えているところまでは早く書き終えたい。次を読むのは、それを終えてからにしよう。

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