源氏物語「匂兵部卿巻」を読む

 朝6時50分。いい天気。昨夜は10時ごろには寝て、今日は早起きをすることができた。5時に起きたのに何もしなかったのは反省点。さて、今回は「匂兵部卿巻」である。やはりこの名は紹介すべきかと思う。匂宮と薫は対比して描かれる。



例の、世人は、匂ふ兵部卿、薫る中将と聞きにくく言ひつづけて、そのころよきむすめおはするやうごとなき所どころは、心ときめきに聞こえごちなどしたまふもあれば...



 「匂ふ兵部卿、薫る中将」の部分には注がついている。『「匂ふ」はあたりに映発浸透する積極性のある美であり、「薫る」は、ほんのりけぶるようなしぜんな美しさだといわれる」とのことであった。今、人を呼ぶときに「香り」を理由とすることはないため、この時代ならではの美しい表現であると考えた。源氏が年を重ねてからは自然に夕霧と柏木を中心とした物語に転換されていたが、源氏も柏木も亡くなったこの頃からは、匂宮と薫を中心に物語が進みゆくのも見ものである。



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 あと1時間は作業を行うことができる。この時間でどれだけ記事を書けるかが勝負である。14時ごろまでは予定があるので、その後に「総角巻」までは読み終えたい。

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