見えている情報からしか考えられない

検索エンジンやTVから流れてくる情報に僕らの思考は知らず知らずの間に、引きずられます。

ごく一部の著名人が浮気したり、これまたごく一部と思いたい国の人間の不埒な行動がクローズアッフされたり。

みてもらって選んでもらってなんぼが、商売である事は疑う余地がありません。

ただ、自然と流れてくる情報の質に関しては、危惧するところがあります。

例えば少なからずの日本の土地が、特定の外国により買い進められていると聞きます。場所によっては自衛隊の基地に隣接した場所を押さえられている場合もあるとか。

売る方を責める事は出来ません。生活があるので。ただ国の安全保障に直結する問題に関しては、それを規制できるようにするべきでは？と素人ながらに、国を憂う立場として感じます。

こう言った事は、垂れ流されてくる情報からはほとんど入ってくる事がありません。

メディアも商売なので、みてもらいやすい内容を作る事は理解できます。ただ、その中でも、優秀な番組が既存のメディアでも時折みられる事があります。特にNHKには多いです。地形、歴史、風土を体系的に紹介してくれるブラタモリは、僕も毎週録画してまで楽しんでいます。

その番組構成力や志を考えると、国土が侵されている現実を視聴者に伝える事は、易い話ではないですが、見応えを感じるのではないでしょうか。こう感じる視聴者がいる事が伝わる事を願います。

とはいえ、会社を変える為の手段は、二つです。

それは大株主になる（会社を買う）か内部に入り影響力をつけるかです。（経営判断に口を出せる立場にまで上り詰める）

ですので、現実は、この番組を作った方が見てもらいやすく数字が付いてくると判断できるだけの空気作りが大事になります。

僕も含めて、人間は過去の成功パターンから脱する事に恐怖を感じます。戦後70年余りに渡り、安全保障を口にしてこなかったことにより得ることが出来た権益に、甘んずるところが大きいでしょう。

ただ、国民は徐々に気付き始めています。本気で護らないと、この国の将来は明るくないことを。過剰に野心的な隣国が、牙を剥き出しにしている事を。これまで大きな存在だった同盟国の存在が絶対ではない事を。

その危機感や、祖国が生まれ変わることへの期待感を具現化したものが、きちんとお商売としても成り立つと考えます。

この国を子々孫々に残していく為にも、多様な現実を伝えて頂きたいと期待しております。