自宅で仕事することの弊害
石川に戻ってからは2年くらい、自営で在宅の仕事をしています。
そんな中、今年の2月には自分の撮りたい写真を見つけました。
その写真は、自分以外のためにもなるという使命感のようなものを持って撮っています。だから、写真を発表したときにより多くの人に見てもらう必要があると思い、そのために、アート、写真、哲学などの勉強も始めました。
そうしていると、自宅で仕事をすることの弊害が出てきました。嫌なことには体が動かないくらいになってしまい、やらなきゃって思ううちに時間は過ぎるし、手をつけても撮りたい写真のアイデアばかり出てくるし。一方で、勉強や読書をするにしても、仕事のことが頭をチラついて集中できないし。どちらに対しても悪い影響が出ていて、時間もかなり無駄にしました。
なので、自宅で仕事するのは辞めにします。
趣味も仕事も勉強も読書も本当にやりたいことも全部家でやるような生活。そうなると、僕は切り替えができませんでした。こっちをやっててもあっちが気になる、がどのタイミングでもあって、どれにも十分な力を入れられていませんでした。
写真に本腰を入れると決めたので、それ以外のことは写真のために組み立てるだけです。だから、仕事はコンビニの夜勤で探そうかと思っています。撮影地の近くのコンビニにすれば、仕事に入る前後で必ず撮影ができます。働く時間が完全に決まっていることで、バイト以外の時間はやりたいことに集中することができます。コンビニバイトは、田舎でもやりたいことをするために、本当に貴重な場所だなと感じ始めました。
そう思っていたとき、北島敬三氏の言葉を知りました。
「写真(作家活動ではない依頼撮影など)で食べようとしちゃったり」
「コンビニバイトしても写真家だって意識でいられる」
僕がそうしていたらそう思っていたという自然な思考と一致していて驚きました。背中を押されました。
まだバイトは決まっていないけど、そういう方向で動きます。
とにかく、撮りたい写真を撮って、より多くの人に見てもらうために。
写真家(仮)としてコンビニバイトをすると、世の中を見る一つの視点となって、面白そうだなとも思いますし。全部経験にして、写真に繋げます。ちょっとワクワクしてるんですよね。
北島敬三氏の記事はこちらに貼っておきます。
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