白か黒かの二極思考の抜け出し方
ごきげんよう、おすみです。
このnoteでは一人の精神疾患当事者でB型作業所利用者であるおすみが実体験を元に障がい者福祉やメンタルヘルスに関する記事をほぼ毎日執筆しています。
心の自然治癒力ことレジリエンスを阻む考え方からの解放を目指すnote。
全5回シリーズの第4回目は【白か黒かの二極思考の抜け出し方】です。
(確認事項)レジリエンスを阻む考え方
こうあるべきだとかこうじゃなきゃいけない的な考え方
過去のつらい経験がフラッシュバックする
どうしても周囲と自分とを比べてしまう
白か黒かの二者択一
他人の意見に流されてしまう
二極思考とは
勝つか負けるか。
合格か不合格か。
成功か失敗か。
YesかNoかのたった二つの選択肢で物事を考える癖の事を二極思考や白黒思考と言います。
この考え方で世の中渡り歩いてきたと言う方もいらっしゃるかと思いますが、たぶんその方は答えを出すまでに血のにじむような努力をされてきた方か、とんでもない強運の持ち主とお見受けします。
しかし、二極思考が自分自身の心を苦しめることもあります。
たとえそれが、経験に裏付けられた二択の答えだったとしても、です。
二極思考が自分を苦しめる理由
ナルシズムと完璧思考
二極思考で正解を出し続けると、自分の考え方や才能を過信する方向へと思考も傾きます(いわゆるナルシズムというやつです)。
そうなってしまうと、今度は不正解と言われるといつも以上に落ち込んでしまい、自己肯定感も急降下し一気にメンタルヘルス不調の穴へとハマってしまい、レジリエンスの力だけでは立ち直れないくらいの痛恨の一撃を食らいます。
また二極思考の人には完璧主義者も多く、物事が全て思い通り=自分の選んだ答えの通りに行かないと人一倍精神的ダメージを受けやすい傾向があるように感じます。
更にナルシズムと完璧主義が合わさるとその過信した考えを他人に押し付けるようになり、周囲の人間からは煙たがられる存在となります。
二極思考がきっかけで自分の大切な人もいなくなってしまう可能性もなくはありません。
そうなる前にそんな認知の歪みは是正しておきたいところです。
二極思考から脱却するために
前項で書いた通りで、二極思考の人は自分自身のナルシズムや完璧主義思考が自分自身を苦しめているので、その考え方を少しずつ解いていくことで認知の歪みを正していくのが最善策となります。
ナルシズムの解き方
自分自身をナルシズムから解放する方法は、自分自身だけが特別な人間ではないという考え方を少しずつ認知していくことです。
確かに、あなた自身は努力もしてきたので特別な才能を持っていると思います。
その特別な才能は、形は違えど他の人も必ず何か一つは持っています。
このnoteをきっかけに自分だけでなく他の人の事も優しく認めてあげてください。
優しい心を持つことで他己肯定感も自己肯定感も自ずと上がります。
完璧主義の解き方
完璧主義もナルシズムと同じで、自分自身も他の人のように失敗をすることもあるということを一つずつ認めてゆくことで完璧主義の鎖が一つずつ取れていきます。
あなたが成功したことも失敗したこともおすみは認めます。
おすみも過去の失敗を真摯に受け止めてこの記事を発表しています。
あなた自身も喪失体験を優しく認めてあげてください。
成功している人は、成功している姿をあなたがたまたま見ただけで、見えないところで何日も鍛錬して失敗も成功も繰り返して努力に努力を積み重ねてきた人なのです。
ケガや失敗を経験し糧にしたからこその成功なのです。
優しい心を自分のどこかに持つことで弾力性のある考え方になり、心のレジリエンス=跳ね返す力は本来の弾力を取り戻せるとおすみは信じています。
次回は『他人の考えに流されないようになるには』を考えていこうと思います。
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