オシオカ マナブ

奈良市在住。 もうすぐ還暦なのに、 いつか特殊な能力が突然覚醒するのではという期待が抜…

オシオカ マナブ

奈良市在住。 もうすぐ還暦なのに、 いつか特殊な能力が突然覚醒するのではという期待が抜けない痛い人間です。 思い浮かんだエッセイや短編小説、紀行文その他もろもろを ホントは定期的にやりたいけど、気の向くまま綴ります。 計画的に物事を進めるの苦手なので。 ビール、好きです。

最近の記事

約30年間にありがとう(後編)

前編より 変わりゆく「田舎」  8年前に義父が亡くなった。にぎやかだった家が少し静かになった。酒が好きだった義父と一緒に飲むことができなくなったのが、とても残念で寂しかった。義父が亡くなってからも、いつもニコニコと迎えてくれる義母に定期的に会いにいったのだが、一昨年に義母が脳梗塞になり独り暮らしができなくなってしまった。  奈良の家の近所の施設に空きがあり、義母はそこに入る決心をしてくれた。娘である妻が近くにいると何かと安心だから、と。  しようがないとはいえ、長年住み

    • 約30年間にありがとう(前編)

      久しぶりのホテル泊  先日のこと、妻と栃木県宇都宮市のホテルに泊まった。JR宇都宮駅の近くのそこそこ名の知れたホテル。宇都宮に縁ができて30年近くになるが,ここでホテルに泊まるのは2回目で約30年ぶり。妻は初めてのこと。だから夫婦で宇都宮のホテルに泊まるのも初めて。  当時付き合っていた彼女(いまの妻)と結婚することを決意し,彼女の両親に挨拶をするために両親の住む宇都宮に初めてやってきたのが,もう30年近くも昔のこと。  奈良市に住む僕が日帰りで宇都宮まで行くのはなかなか

      • 大仏殿の近くで、この時期珍しい立派な角の雄鹿を見た

         早朝に家を出て、ランニングかグラベルバイクで奈良市内の若草山に登るのが、ここ2・3年の休日のお楽しみ。  1月2日に続けて3日の朝も若草山にランニングで登ろうと家を出たが、前日の疲れと思われる脚のだるさと寒さに負けてしまった。早起きして自宅を出たものの、春日大社の近くまできたところで若草山に行くのは断念した。  スマホで鹿さんたちの写真を撮りながら、体が冷えないようにゆっくりと走って東大寺大仏殿の近くまで来たところで、この時期には珍しい立派な角の牡鹿に出会った。  国の

        • 年越しそばを外で食べた話

           外で食べたと言っても、アウトドアという意味ではなく、家じゃなくて外食したという話。  家の近所に気になっているうどん・そば屋さんがある。いつか行こうと思っていたのだが、なかなかそのチャンスに恵まれなかった。食べログの口コミを見ると、カツカレーうどんというのがあってなかなか美味しそうなので、それを食べてみたいと思っていた。 カツカレーうどんが食べたくて  今日は朝からぐずついた天気で薄暗くて、気分もやや沈みがち。昨日までに正月に向けて最低限やらないといけないことは終えて

        約30年間にありがとう(後編)

          大学に行ってる。まぁ通信教育やけど。

          長く会社員をやってるんだけど、 思うところがあって2021年に大学に入った。 大学っちゅうても、まぁ通信教育やけどな……(by 岡 八郎) なんでわざわざ大学に行こうと思ったのか、などは追って書くとして、 入学から3年が経とうとしているのだけど、痛感し続けていることがある。 今の大学生がどうかはよく知らないけど、 以前に大学に通っていた頃は、真面目に授業に100%出る生徒はあまりいなかったように思う。 僕が通ってた大学がそうなだけかもしれないけど。 真面目に授業を受けずに

          大学に行ってる。まぁ通信教育やけど。

          夜明け前に出会った奈良の夜景

          奈良の夜は暗い  奈良の夜は暗い、という声をよく聞く。某著名人が「奈良の良いところは、暗い夜が残っているところだ」って言ってたらしい。  確かに奈良市内の「繁華街」と称される場所をよく通るのだが、陽が落ちるとかなり暗い印象がある。飲食店なども多く人通りもそれなりにあるのだが、かなり暗い。スマホを見ながら歩く人の顔がぼーっと浮かびあがるくらいの暗さだ。  夜の冷え込みが厳しくなるこの頃、この暗さがいまの寒さを強調しているような気がする。  住宅街でもないんだから、もう少し明る

          夜明け前に出会った奈良の夜景

          疏水端の思索の旅

           哲学の道。その知的な響きに、好奇心が揺さぶられた。高校2年のとき、好きになった女の子とデートの約束を取り付けた。京都に行きたいというので、家で寝っ転がってガイドブックをながめていたときのことだ。哲学の道を散策するという僕の案は、残念なことに彼女の「嵐山がイイ!」の一言でボツとなってしまう。  それから40数年が過ぎた今年の秋、僕は初めて哲学の道を歩く機会に恵まれた。哲学の道は、京都市左京区の永観堂付近から銀閣寺あたりまでを結ぶ約2キロメートルの歩道。その名称は、20世紀初

          疏水端の思索の旅

          ゾウさんのように重い腰をやっとこさ上げてみた

          noteに登録してエッセイや短編小説なんかを定期的にアップしていきたいなって思い始めてから、いったいどのくらい経ったのだろう。 やっとこさ、さっきアカウント登録を終えた。 どれくらい続けられるか、どのくらいの頻度でやっていけるのか、まったく自信も何にもない。 そんな不安からチキンな自分が登録をためらわせていたわけだけれど、ようやくスタートラインに立つことができたよ。 ホントに何事にも腰の重い私。 ゾウさんの腰の重量がどのくらいかは知らないけれど、今回もその腰はとにかく重か

          ゾウさんのように重い腰をやっとこさ上げてみた