人生はじめての手足口病
土曜日から息子が手足口病になった。
朝から手にプツプツと発疹が出ているなーと思って様子を見ていたけど(手足口病には対処療法しかないので)、夜になって少しグズるようになり、ミルクを飲むのが辛いのか、だんだんと授乳量が減っていった。
ドキドキしているうちに息子の体調は悪くなっていき、手や足だけでなくお腹やお股など全身に発疹が広がった。
熱こそ上がらなかったけど、泣く、だっこをせがむ、ちょっと寝る、泣く、ちょっと飲む、また泣くを繰り返すように。
昼夜問わずのお世話が続き、とりあえず夫婦で今体力のある方が対応しながら収まるまでやり過ごした。
月曜の夜にはだいぶ元気になり、「また1つ育児レベルが上がったね」なんて2人で声をかけあった。
こういう大変なときに同じくらい大変な思いをして乗り越える経験が、夫婦の信頼関係をより強くするんだなと実感する。
また、手足口病を乗り越える中で、自分もずいぶんと落ち着いて子育が出来るようになっていることにも驚いた。
この夏はヘルパンギーナにもかかっていたし、もう保育園に通えば各種病気はかかるものと気持ちも切り替わっていたので、大変だったけど仕方ないなと思っていた。
むしろ熱も出なかったしなんとかミルクも飲めていたし、低月齢だからこそ軽症で済んでいる気がしてよかったまである! とポジティブに捉えて、保育園に預け始めたばかりの自分との違いに驚くばかりだ。
慣らし保育を始めた5月ごろは、息子を人の手に渡すのが心配で心配で心配で……自分の選択に迷いもしたし後悔もした。
今預けている保育園には、各保育部屋に保護者が視聴するためのカメラが設置されているのだけど、毎日それを見ては不安になっていた。
と、過去の話みたいに書くけど、カメラは今もよく見る。
そんな感じでさらに一歩、自分と子どもと家族の成長を実感したところで、今年の夏が終わる。
夏らしいイベントは何も出来ていないけど(近場の水族館には行ったよ)、夏の流行病に翻弄されるというのも、シーズナルでいいじゃないか。
ちなみに病児をみながら在宅勤務をしてみたけど、これはかなり無理があった。
子どもの体調や気分に左右されるので普通の育児中の在宅勤務とは比じゃないくらい予定通り進まないし、ポンと時間が出来たとしても疲労困憊で仕事どころではない。
だから夜寝たあとに取り掛かろうと思っても、精神的にも疲れてなかなか進まなくて、本当にどうしようかと思った。
何とか時間と労力を絞り出してやり過ごせたので、「どうしよううう…」と悩むワーママさんには、乗り切る力があるよ!(終わらせられるよ、ではない)とも伝えたい。
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