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意外に時間がかかりません。牛タンシチュー

どーも。都内一流ホテルで16年勤務した、フリーシェフ、僕です。
今回3293字でした!
レシピ制作のポリシーを作りました。
もし気に入ってもらえたらご覧になってくださいね。


今回はーーーーです。


THE)材料 6~8人分ほど

牛タンカット済み 1㎏
赤ワイン 400㏄
ハチミツ 大匙2
塩胡椒 少々
小麦粉

フォンドヴォ― 400㏄ほど

☆付け合わせ
ジャガイモ 500g
牛乳 150㏄ほど
マッシュルーム 16個
スナップエンドウ 16本
チンゲンサイ 2株
人参 2分の1本 
ー☆キャロットグラッセ☆ー
バター20g
塩胡椒
砂糖 小さじ1
顆粒ブイヨン 
仕上げに 砂糖 大匙1

☆野菜くず(全部で60gとしました)
人参
長ネギ 10cm
セロリ 10cm
玉ねぎ 4分の1
マッシュルーム 石突き

☆ブーケガルニ
お茶パック
ローリエ 1枚
ニンニク 1片
パセリ茎 1本
セロリ葉 


フォンドヴォーはこういうものを使いました。
今回はこれの2袋と水400㏄でフォンドヴォーとしました。
一度沸かすだけで製品臭さはなくなります。

調味料)

塩胡椒
ハチミツ
バター
砂糖
顆粒ブイヨン+水
サラダ油


工程)

牛タンの下処理、ペーパーで水分を取って、塩胡椒振って、赤ワインに一晩漬ける、付け合わせと香味野菜(=野菜くず)の下処理、ジャガイモのボイル、スナップエンドウの筋取り、チンゲンサイカット、マッシュルームの石突取り、ニンジンのカット、セロリのカット、玉ねぎのカット、ブーケガルニ作る、マッシュルームバターで炒める、スナップエンドウ茹でる、チンゲンサイ茹でる、ニンジン茹でて柔らかくして、バターとブイヨンで煮る、最後に砂糖でグラッセ、野菜くず炒める、フォンドヴォー沸かす、牛タンの赤ワイン濾して混ぜて沸かす、牛タンに粉付けてサラダ油で焼く、フォンドヴォーと赤ワインを野菜くずの鍋に入れて、ハンドミキサーで混ぜるか、濾す、茹で上がったジャガイモは熱いうちに皮をむいて牛乳を加えてハンドミキサーで滑らかにする、ブーケガルニ加える、焼けた牛タンはソースに入れる、落し蓋して、約1時間煮る、30分ほどで水分が少なくなるので水か赤ワインを足す、付け合わせを盛り付けて完成。


では行きましょう。

工程は多いようでそこまで多くありません。
付け合わせ野菜を減らすのも手段としては有効であると考えます。
無理しない程度にやっていきましょう。

冷凍で手配した牛タンです。
カット済みのもので手ごろな値段でした。
ペーパーでドリップを抜きましょう。


僕が購入したのはこのような牛タンです。
美味しかったでーす。

これに塩コショウして、ジップロックに入れて
少し揉みます。
この場合、揉むと味が中まで浸透するとされます。
袋に入れてから赤ワインとハチミツを入れて一晩冷蔵庫で寝かします。
今回は、野菜の付け合わせを最初に作ります。
ジャガイモを洗って、たっぷりの水で25分ほどボイルします。
写真はスナップエンドウの筋取りです。
両方の筋を抜いて、おきます。
片方剝いて…
もう片方も剥く。
片方を頭から剥いたら、反対側を下から剥くと上手くいきます。
チンゲンサイはカットして洗っておきます。
マッシュルームは石突きをとって、野菜くずとします。
ニンジンをカットしましょう。
まずは洗って、ヘタを取ります。
頭と下を落とすことを『天地落とす』と言います。
日本のコックさんしか使いませんけど…
頭をこのように切ってからピーラーで皮をむくと剥きの腰が無く
きれいに剥けます。
今回は『キャロットヴィッシー』というカットでグラッセにします。
写真のように細いほうからカットします。
最先端は野菜くずにしてください。
これを面取りします。
面取りした人参とマッシュルームの石突きです。
ニンジンクズはカットしておきましょう。
野菜くずのセロリと長ネギは10cmほどを用意してください。
刻んでもらえばOKです。
玉ねぎは4分の1を角切りにしてください。
野菜くずたちです。
計ってみたら60gほどでした。
冷蔵庫にある指定した野菜でいいので、このように用意してください。
写真を取り忘れましたが、ブーケガルニを
ニンニク、ローリエ、パセリ茎、セロリ葉で用意してください。
最初に付け合わせ野菜を作りましょう。
この時点でジャガイモがボイルできていればそっちを先にやって下さい。
フライパンにバターを20gほど溶かしていきます。
写真の真ん中にある塊が全部溶けるまで加熱すると
バターの香りが一番出るとされています。
まずはマッシュルームの傘の部分に塩を振り、
じっくり中火で色を付けます。
いい色になったら、ひっくり返して
同じように焼きます。
石突き側はあまり色がつかないのですが、しっかり火を入れます。
ひっくり返して2分弱ほどで完成です。
まずはチンゲンサイを
たっぷりのお湯に塩を入れて茹でます。
茎の所だけ1分、葉は30秒ほどです。
次にスナップエンドウを茹でます。
スナップエンドウは味見して柔らかくて美味しければOKです。
茹で上がったら、氷水に取っておきましょう。
キャロットグラッセを作ります。
ニンジンを柔らかく茹でます。
竹串やフォークで硬さを確かめていいでしょう。
スッと入るちょっと前まで、です。
次に、バターと塩胡椒砂糖ちょっとで炒めて、
ひたひたのブイヨンに落し蓋をして、
ここでしっかり柔らかくします。
ブイヨンを捨てて、砂糖を足して加熱すると
ツヤが出ます。
このような状態にしてください。
出来た付け合わせがこんな状態です。
これにマッシュポテトが加わります。
ソースを作ります。
野菜くずをサラダ油で炒めて、
ちょっと焦げるかな?の前まで炒めます。
鍋にフォーンドヴォ―を沸かしてそこに牛タンの赤ワインだけ加えます。
フォンドヴォーを先に沸かすのは、製品臭さを取るためです。
フォンドヴォーと赤ワインがこんな状態になります。
一度ここで沸かしてください。
沸いたフォンドヴォーと赤ワインを野菜くずの鍋に入れて、
その野菜くずをハンドミキサーで細かくします。
沸いてから濾す方法でもいいのですが、
ハンドミキサーを使った方が野菜のうまみが最後まで楽しめると思います。
ただし、アクは出やすくなりますし、雑味も出てきます。
ソースで煮込む牛タンに小麦粉を振って、
サラダ油で焼いていきます。
赤ワインで漬けているので、小麦粉がベチャベチャしますが、
牛タンに薄く衣が付くことが目的です。
焼けたらザルで油を取っておいて中身だけソースで煮込みます。
こんがりいい色に焼ければソースにもいい風味が残ります。
さて、マッシュポテトです。
串で刺して真ん中までスッと入ったら火が入った証拠です。
茹で上がったら熱いうちにフキンで芋をもって皮をむき、
カットしていきます。
火傷に注意してください。ポテトです。
この状態で鍋に入れて、牛乳を入れて沸かし、
混ざったらハンドミキサーで滑らかにしてください。
牛タンにもどります。
牛タンのいい色ってこんな感じです。
一部まだついていませんが、
全体的にこのような色になればよいと思ってください。
ソースに牛タンを全部入れて一回し。
ごくちょっとだけ塩胡椒振ってください。
ブーケガルニを入れて再度かき回して、
落し蓋して弱火で1時間。
10分ちょいで一度かき回してください。
粉が入ったソースなので焦げます。
これで30分ほど煮込んだ状態です。
水かチキンブイヨンを入れるのですが、
僕は、最初にチキンブイヨンをコップ一杯、
煮込んでから45分時点で水をコップ半分ほど加えました。
1時間の時点で味見して、必要であれば塩コショウで調味してください。
では盛り付けましょう。
このような煮込み料理を盛り付けるコツは
まず主材料(=牛タン)を盛って、
そこに残り必要な分のソースをかけるを綺麗になります。

☆おまけ


☆なんで付け合わせ野菜を先にやったの?
野菜くずが欲しいからです。
調理場だとこういった野菜くずはまず間違いなくありますが、
家庭ではないと思います。
煮込み料理の野菜くずは付け合わせ野菜の端っこ
で作るといいでしょう。

読んでくださってありがとうございました。

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