見えているものの奥を見る
はじめに
家族で暮らしていると、妻から度々「夜ご飯何がいい?」と聞かれる。頭では「なんでもいい」がワーストの答えだとわかっているし、メニューを決めるのが大変なのも、理解できる。そこで、この時期オレがよくお願いするのが「冷やし中華」。冷やし中華なら週3回でも大丈夫と伝えると、「私が嫌」と言われた(笑)でも、冷やし中華は「夏の代名詞」だから、売場から時期がこれば、消えてしまう…そのときに夏のおわりを感じ、秋を迎えるのだろう。オレの感覚では9月はもう秋。残りわずかの夏を、しっかり味わおうと思う。
今日の日記
今日は2学期への準備もあって、美容院に髪を切りにいった。初めて中学のときにワックスをつけた日から、結構髪の毛をいじるのが好きなオレは、美容院に行くのも、結構好きだ。髪を切られているときは暇なので、いろんなことを考える。オレが行っている美容院はそこそこ人気なので、朝イチでも人は結構入っている。自分が美容院を経営するなら…とか妄想をしているときにふと、ある言葉を思い出した。「ドリルを買いに来る客が欲しいのは、ドリルではなく穴である」。ドリルを使って、穴を空けたいからドリルを買う。髪を切ることで「さっぱりしたいから」「かっこよくなりたいから」、髪を切る。行動のもととなる欲望みたいなものを見抜くことが、相手の想いに寄り添うことになる。これはビジネスだけじゃなくて、教育も一緒。反抗的な態度の裏にはどんな欲望があるのか、急に勉強しなくなった裏にはどんな悩みがあるのか。目に見えるものを通して、その奥にある見えないものを見る。その見えないものこそが、「本質」と言えるんだろう。見えているものの、その奥へ。この感覚はすごく大事だなぁ。そんなことを考えていたら、髪を切り終えた。オレの「頭も気持ちもさっぱりしたい」という欲望は満たされた。シャンプーしてもらってきます(笑)
今日の名言
確かに数値化し、正しく物事を捉えようとする姿勢は大事だと思う。目に見えるものを根拠にすれば、論理的だろう。だけど、それだけに偏っていてはいけない。目に見えないものを、できるだけ感じ取ろうとする。目に見えるものの奥へ。日記の内容を端的に示してくれている言葉だ。正しさだけでは、人には響かない。想いにも目を向けて、丁寧に事象と向き合っていきたい。
今日のTikTok
おわりに
昨日の夕方、家族3人で近くの公園までお散歩した。ちょっと涼しくなってきたから、娘も自分の足で歩き、まったりと過ごした。他の人から見たら、なんの変哲もない散歩。オレにとっては、至高の時間だった。やっぱり幸せは「何気ない日常」の中にある。2学期は受験を控える3年生にとっては、勝負の時期。それを支えるオレも、すこし張りつめてくるだろう。でもオレも子どもたちも、日常の中にある幸せを見落とさずに過ごしていきたい。
それでは、今日も一緒にいい日にしよう。