国語教師が急にnoteを始めた真剣な理由
なぜ発信しなければいけないのか?
はじめに
つぶやき同様、自分の言葉で表現するために、ちょっと下品とは思いますが、今回も話し言葉で書くことをお許しください。
オレはどっちかというと、楽しいことが大好きで、授業でも生徒を笑わせることを何よりも楽しみにいるような先生なんだよ。だから、教え子やオレを知っている人からすると「この人何を始めたんだ?」と不思議に感じると思う。でもほんとは自分にも想いがあって、このチャレンジを始めることにしたので、今回のnoteではちょっと真面目に、その理由を書いてみます。
学校の真実を知ってもらう
学校現場は、一般の人からしたら、見えないことがとても多い。社会人になれば、学校に興味や関心なんてもたない。そして、しばらくして親になって、改めて学校に関わる。その時には、「過去の自分の経験」に照らし合わせて、学校の教育活動に参加する。だから、学校は簡単にはアップデートされない。
教師も、自分のやり方が凝り固まっていく。ほかの人の授業を見る機会はないし、どんないい授業しても、それが評価されたり、給料に反映されることはない。頑張っている人も、サボっている人も、どちらにしてもなんにも変わらない。
そして、みんな何もわからないから、学校内で何か起きると、間違った理論で批判する。例えば、いじめが起きたとき。「学校には隠ぺい体質がある」と思っている人は多いと思うけど、このご時世、隠すことなんてない。一部そんな事実が起こっている可能性は否定しきれないが、学校現場でそれを良しとする人間はほとんどいない。これでは、教育が正しい形で進んでいかない。本質にたどり着けない。
オレはこのnoteを通して、学校現場と社会をより密接につないでいきたいと考えている。そして、学校をより社会に近づけ、シームレスにしていきたいと考えている。
自分の影響力を強める
オレの勤める学校は本年度から、大きく校則を変更した。「主体性」と「多様性」をテーマに、校則の縛りをなくし、髪型や靴、化粧やピアス、様々なものを生徒個人に判断させることにした。そして、教師としては「判断材料」を与えるために、「意見」というシステムを導入した。「意見」とは一社会人として考えを伝える行為を指す。例えば、金髪にしてきた生徒に「その髪型を中学ですることは、周りの人間に誤解をされるリスクがあるから、やめたほうがいいとオレは思う」と個人の思いを伝える。生徒はさまざまな先生からの意見や、自分がとった情報から「自分がどうするか」を考える。
そうなったとき、これまでは「ルール」という後ろ盾で、生徒をコントロールしていた教師は求心力を失う。ふと、自分もそういう教師だったのではないかと、怖くなった。これからはインフルエンサーや芸能人という影響力の強い人間に負けない「説得力のある意見」を子どもにぶつけられなければ、オレの意見は生徒に届かない。その説得力を強める一つとして、noteで発信し、表現力を高めていきたい。究極をいえば、自分がインフルエンサーになるとすら考えている。
これまで関わった子どもたちとつながり続ける
つぶやきという学級通信を毎日書くようになって、丸7年が過ぎ、年間200枚程度書いてきたつぶやきは通算1500枚に迫っている。そして、自分が受け持った生徒は7年で延べ280人、教員になった10年で授業をしてきた生徒の数でいえば1200人近くなった。教員になった年に初めて担任した生徒はこの4月に大学を卒業し、多くの生徒が社会人になった。そんなこれまで出会った人達がいたから、今のオレがある。その感謝も込めて、オレにできることを考えたときに「発信する」という答えにたどり着いた。
今後の理想
今後はこのnoteをできる限り毎日発信し、多くの人に見てもらう。加えてtwitterを活用し、情報拡散し、少しでも自分をスキルアップさせていく。なので、みんな力を貸してほしい。少しでもいいと思ったら、コメントを書いたり、スキを押したりしてほしい。twitterもフォローして、リツイートや引用ツイートで盛り上げてほしい。そこから学校への疑問や、学校の知りたいこと、相談事などを感じ取り、それについても発信していく。
そして上に書いたような狙いを達成できたらと思う。ぜひ応援してください。長い文章を読んでくれて、ありがとう。
ちなみにTikTokも始めました。
https://vt.tiktok.com/ZSdhBH9sv/
真面目に書きすぎて疲れた…毎日の文章はここまで固くないので、気楽に読んでね。