![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/140954560/rectangle_large_type_2_69dc135ac0a136c6a1adcb25755732f3.png?width=1200)
想いと事実は、切り分けて考える!
【メンバーくん】
御社の課題に対して
この施策を行うことで、きっと工数削減になると思うんです!ぜひ一緒にやっていきましょう!
【おさや】
素晴らしい提案をありがとう!
どのくらいの工数が削減になるの?
【メンバーくん】
えーっと・・・
まだ事例がないので分かりませんが、きっと多忙である御社のメンバーさんたちの為になれると、僕は思うんです。
【おさや】
そうなんだね。
確かにこの業務はひっ迫しているので、とってもありがたい提案です!
ただ、事実として効果はどうなのでしょうか?
この施策をやるだけでも工数がかかります。見立てでもいいので定量データを教えてください。
【メンバーくん】
・・・Σ( ̄ロ ̄lll)
(あ、やばい・・・場の空気壊してしまった…(._.))
■自分の気持ちは、一旦わきに置こう
お客様先に企画提案をする為
ロープレに付き合ってほしいと言ってくれた後輩くん。4月から現部署に異動した私は、まだ研修中というのに、ロープレ相手に選んでいただいたことが、まず、とっっっても嬉しかったです!
(現部署で、まだこれといった成果を残せていないことに焦っていたので、本当に嬉しかった…!!)
私は昨年度、コンサル部隊に所属させていただき
お客様側を経験したことから、その知見でアドバイスが欲しいとのこと。
メンバーくんの提案資料は
とっても分かりやすくて、お客様の課題をよく捉えており、最適な打ち手だと感じました。
いいじゃんいいじゃん!やろうよ(*'▽')♪
と言ってしまいたくなる自分の気持ちは、一旦脇に置き・・・
施策をやることによる効果はどうなのだろう?
■事実は、どうなの?
メンバーくんが、自信を持った提案をした想い
この施策をやりたい!という想い
お客様に対する想い
これらは、100000000%伝わった。
ただ、事実として、
やることによる効果はどうなの?どんな状態が、どんな状態に変化するの?
その変化する分というのは
施策をやることの工数よりも、価値あるものなの?
BtoCではなく、BtoB。
想いだけでは「YES」と言えない。
昨年度、この壁に何百回とぶち当たったからこそ、メンバーくんにも伝えました。ただ、伝え方が良くなかったなぁ…と反省し、気晴らしに散歩へ。
ぼーっと歩きながら気づいたことがありました。
■「想い」を乗せた、ヒトが行う仕事には価値がある
こんな偉そうに話しているけれど・・・
私も、昨年度コンサル部隊へ異動した時には
「事実と想いを切り分けて、状況を説明して」
と、先輩たちから指摘をいただきました。
異動した時には・・・というか、多分最後までプロジェクトマネージャーさんから言われていたと思うなぁ…。
それくらい「定量データでの効果見立て提示」が、施策提案をする上で大事だった。というよりMUST
だからこそ「事実と想い」を切り分けず、
想いだけで議論をしている場にいることは、大きな違和感を感じるようになった。
人間がやっている業務。
そこには想いがある。
想いというのは、AIにはないモノ。
AI化、システム化が進むこの世の中において、
ヒトができる仕事には価値のあるモノだと、私は感じています。
想いに溢れたメンバーくん
事実ベースに寄ってしまう私
2人で半分こっこすれば、ナレッジの創出ができるかも!!そう思っていると・・・
■指摘を素直に受け入れる
お散歩から戻ると、
後輩くんからチャットが来ていた。
指摘いただいた「定量での効果見立て」
僕の一番苦手とする部分で、
痛いとこつかれたな~(笑)って正直に思いました。
定量は捨ててクリエイティブだけやるんだ!
と、いつしか効果可視化から逃げてしまって
グレている自分がいました(笑)
僕にできない効果創出観点を
おさやさんは持っているので
今後も一緒に、提案のロープレをさせてください!
な、なんて良い後輩!!!
その真っ直ぐで素直な姿勢に、私も学ぶものがありました。
もうすぐ私も業務を割り振っていただきます。
躓くことも、ご指摘いただくことも多いと思うけど、後輩くんのように素直に受け入れて、すぐ内省して、周囲を頼ろうと思いました✨️