ふわっとするためのリトリート。感動を取り戻す旅
久しぶりに娘とケンカ。
悪いのは娘であってるけど、わたしの言い方も大概だった。
買い物してお金を払ったのに、買ったものを忘れそうになった。
ふっと1人になったとき、なぜだか涙が出てきた。悲しいわけじゃないのに。嬉しいわけでもないのに。
うん、このままじゃダメだ。
リトリートだ。
旅がわたしを呼んでいる!
マイルと飛行機の兼ね合いを調べて、
子どもたちに段取りして、夫には黙って(よくあることなので)
いざ!出発した。
小学生2人がいる主婦の行動力ではないよね苦笑
どこに行こうかなー?
実は、何も決めずに飛ぶことがほとんど。
子どもたちにも「どこに行くの?」と聞かれたけど、本当に決めてないので「わからない」が正解。2泊3日とはいえ、
1日目は仕事の後から飛ぶし、
次の日、1日まるっとあいて(家事休みの日だから文句ないはず)
3日目の昼間には帰るから、そんなに時間はたくさんない。40時間くらいかな?
今回の選択肢は、
沖縄 ▶︎飛行機
北海道(札幌)▶︎飛行機
東京の知人 ▶︎飛行機
伊勢神宮 ▶︎車
那智滝 ▶︎車
この5択。
知り合いのところだけは、聞いてみないとわからないので、とりあえず聞いてみつつ、
他の段取りもサクサク調べていく。
調べてる間に、知り合いのスケジュールが奇跡的に合ったので関東に決定。
行ってよかった
行って嫌な思いをしたことはないけど、
毎回、行ってよかった、と思うの。
今、飛行場でこれを書いてる。
前回は2月末に友達のところに遊びに行った。
今回は、なーーーーーんにも決めてない。
本当にプラッと飛びたくなった。
「なんで行くの?」と言われたら、
責められてる気分になるし、もっと悲しくなるから、知らないふりして飛ぶのがいい。
そして、
子どもと母には伝えたけど、
あとは黙って、飛んだ✨
1日空きの日は、
横浜赤れんが、みなとみらいをふらふらすることに。
都内で
サクサク予定をこなすことはよくするけど、
都内は何もない日に行く場所は、すごく少ない。神社巡りも考えたけど、今回は気分じゃない。
都内から少しあるけど、横浜で海風にあたって、ご飯も食べずふらふらとすることにした。
お茶屋さんの抹茶ラテと
チョコレート専門店のオランジュショコラでふらふら。
ここの地区、
たかがトイレなのに、
されどトイレ。
かわいくて癒された!
入り口に、
寝てる狼がいて、近づくと目が開く。
こういうの、大好き
何もしない日。
何もない日。
でも、わたしは生きてる。
うん、嬉しい。
だから、前衛書道の展示会も立ち寄った。
無料だったしね。
綺麗な字、それぞれの世界観、よくわからないモノ、わかりすぎるほど刺さるモノ。
いろんなものがあって、それをみて歩きながら思う。
夜は、都内からちょっと離れて、待ち合わせて隠れ家的居酒屋で晩ごはんになった。
美味しいわぁ、
と思いつつ、2杯目のお酒のラインナップをみてると
日本酒なのに「ボトル」というページがあった。
「ボトル?」
と思って、見てみると、
なんとNo.6が3種類も!
まじで!?
えっ、No.6、飲めるの!?
お値段は割高だけど、No.6だ!
こんな希少なお酒は滅多に飲めないし、絶対美味しい。間違いないお酒。
こんなラッキーある!?
ずっと悩んでると「頼めばいいじゃん」と言われた。「出してあげるから」
そこで、最高値を頼めるほどの度胸はないよ。悩み続けて、
「No.6シリーズならどれでもいいし、一緒に飲むので頼んでください!」
と、頼んでもらった。
届いたら…ピンクボトル!
1番高い、xタイプ
すごいうれしくて、
キャッキャっしてたら、
「そんなに嬉しそうな顔してくれるなら、頼んだ甲斐あったわ」
と。
ちなみに、
わたしは喜怒哀楽が薄い。
思ってるんだけど、顔や態度に出にくくて、
ニコニコしてるけど、本当に嬉しいときに嬉しいって言うのは恥ずかしいし、
かなしんでるけど、本当に悲しいときには歯を食いしばってでも泣くのをやめたりする。状況的に、この感情にはこの程度の感情表現が無難かしら?と判断してしまうから。
なのに、
お酒も入ってるから、
キャッキャって喜んでたことに
「これ選んでよかったわ」
って言ってもらう経験もした。
もちろん、美味しく飲みきって、
可愛いから、ボトルは持って帰ってきた。
部屋に飾るんだ✨
こんなにたくさんのお店で溢れてても
横浜みなとみらいって、
ちょっと高級な感じで
お店もいっぱいあるのに、
グルテンフリーや米粉、アレルギー対応がほとんどない。
ふらふらと、
品川の駅のお土産コーナーを見たり
上野の駅でお土産コーナーを見たり
自分のお弁当を買おうとしても
やっぱり、グルテンフリーも米粉も、アレルギー対応もない。
ビーガン対応がかろうじてあるくらいなんだ。
全部のケーキ屋さんが、
常に1種類だけ米粉のものを置いてくれたら変わるのに。
もっとわかりやすい表示になっては、
もっと変わるのに。
旅行で、違う土地や一般社会や世間の中に身を投げ出してみると思う。
下調べをしないと
アレルギー対応が買えない。
米の産地、日本なのに。
わたしでも、
探すのに苦労するし、
食べる場所がないのは、やっぱり寂しいし悲しかった。
周りの仲間は、
そのご飯に合わせてくれるけど、
「ごめんね」って思いは拭えない。
一気にはできないけど、ひとつひとつだ。
米粉が、社会にもっと浸透するように。
食に制限のある人たちが、過ごしやすくなるように。
わたしの仕事があるんだと思う。
大丈夫、
ひとつひとつ、行けばいい。
そんなふうに思える切り替えのためにも、
旅行は本当に大事と思うの。
とりあえず、そろそろ飛ぶので、一旦この辺で。