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キャリアコンサルタントのニーズから見て、これは未来の仕事じゃないか

フクシンです。

 去年の暮れから始めたキャリアコンサルタントへの挑戦。まだこの仕事ってあまり知られてません。今日は、この仕事の魅力とか、可能性とか、そんなことをお話してみたいと思います。特に最後の方には、ぼくが注目するキャリアコンサルタントのビジネスチャンスについてもお話したいと思います。

 キャリアコンサルタントを目指されている方はもちろん、就職で悩んでいる人にもヒントになるかもしれません。また、外国の方向けのお話もあるので、今回はバイリンガルで字幕を出しています。ぜひ、最後まで見ていただき、ぼくなら、私ならこう思うというご意見もいただけたらうれしいです。

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キャリアコンサルタントの仕事

 まず、キャリアコンサルタントってどんな仕事するのってお話ですけど、まあ大きく言うとお仕事の相談にのる専門家です。お仕事っていっても、相談の内容ってお仕事だけじゃないパターンが多くって、プライベートのことから、家族などの環境、人間関係、また最近では病気を治療しながらとか、子育て、介護とかと両立した仕事の進め方など、多種多様になります。

 仕事というフィールドから、キャリア、つまり生活全般といった観点から相談の乗ることが多いように聞いています。

 キャリアコンサルタントは、国が10万人計画というのを持っていて、国家試験で10万人にまで増やしていくという方針で進めています。

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 どこにいるのかというと、企業の人事系の部署や、ハローワークなどの機関、また学校などのキャリアセンターなどにも勤務先があります。

 日本では、キャリアカウンセリングというのがまだ習慣に無いので、未発達の分野です。

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 職業能力開発促進法という法律で、企業はキャリアコンサルティングの機会を創るというのを定めてますが、今、事業所で正社員に対して導入しているのが約4割です。機会を創っていても、実際にキャリアコンサルタントの資格者がいるのは1割程度と少ないです。


 企業側の狙いとしては、労働者の仕事に対する意識を高め、職場の活性化を図る目的で制度は入れているものの、相談件数が少ないというのが現状だそうです。

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 平成29年のキャリアコンサルティングの実態、効果および潜在的ニーズ調査では、

(1)年齢が若い層

(2)大卒ホワイトカラーで大企業で正規就労を長期間にわたって継続してきたと解釈される層

(3)本人の職業やキャリアに対する意識(現在の満足感、自分のキャリア、キャリア計画、職業能力に対する意識等)が高い者

で経験者が多い。また、

 過去のキャリアコンサルティング経験が現在の状況に与える影響を検討した結果、

(1)転職経験がある者が多かった。

(2)総じて現在の働き方の面で良好であった。具体的には、現在、従業員規模が大きい勤務先で働き、役職に就き、年収が高かった。

(3)総じてキャリア意識が高かった。具体的には、現在の生活に満足し、生涯のキャリア計画は将来の仕事やキャリアに備えて自分で立て、他社でも通用する職業能力を持ち、自発的に職業能力に取り組む者が多かった。

という結果が出ました。

 キャリアコンサルティングの相談内容のうち上位3位は「転職」「仕事内容」「自分の職業の向き不向き」

 企業の中では「モチベーション・アップ」や「配置転換・出向・転籍」「職場内外の人間関係」、企業の外では「転職」の相談が多く、

 学校では「就職活動」「進学・留学」の相談、公的機関では「学校卒業後の就職活動の相談」が多い。

 相談場所・機関については、大まかに「企業内」「企業外」「公的機関」の3つの類型に分類して整理され、

(1)大企業に勤める者、正規就労者、勤続年数が長い者、役職者、年収が高い者は、相談場所・機関が「企業内」

(2)中小企業に勤める者、非正規就労者、勤続年数が短い者、役職なし、年収が低い者は、相談場所・機関が「公的機関」

(3)自発的なキャリア計画・能力向上に関心があり、転職志向・独立志向を持つ者は、相談場所・期間が「企業外」
という分類だったそうです。

コンサルティングによって問題は解決し、キャリアや職業生活は変化し、相談して良かった、役立ったと受け止めた。

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コンサルティングの結果どのような面で変化したかをたずねた結果、「将来のことがはっきりした」「就職できた」「仕事を変わった、転職した」が上位3位であった。

 「キャリアに関する相談の専門家」に相談した者で「問題は解決した」「カウンセラーに助けてもらいながら自分で解決した」「キャリアや職業生活は変化した」の回答が多く、

 また、賃金が「高くなった」、労働時間が「短くなった」との回答が多かった。

 さらに相談して「とても良かった」「とても役立った」との回答が多かったそうです。


 なかでも「就職」「自分の職業の向き不向き」「資格取得」「能力開発」「将来のキャリア計画」「キャリア開発」などの職業やキャリアに直結した内容の場合、評価されやすい。

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 一方で、職場の人間関係、精神面の病気・不調は、職業やキャリアの相談の枠内で持ち込まれる場合があるにも関わらず、現状では対応が十分ではなく、今後の課題とされています。

転職や複業、労働の流動化の流れでニーズは高い

 僕は、こんなキャリアコンサルタントって未来の仕事だと思っています。仕事が自由に選べる時代になって、でも自由に選べるということは悩みということにも直結します。

 1部上場の有名な会社に就職すれば、公務員になれば、こうしたステレオタイプなら、決められたとおりに進むだけで迷わずに進めます。でも選ぶとなれば、いろんな可能性があるとなれば、それは迷うのが人の常。

 まず自分に何があってるんだろ?自分が何を目指したらいいんだろう。誰から教えられるわけでもなく、自分で探す。これが結構大変な人もいるのではと思います。

 キャリアコンサルタントの仕事って、それを言ってあげるとか、指示してあげるんじゃなくて、自分で気づけるよう、自分で進められるよう、支援するというものです。

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 答えは、相談者自身が持っていて、それを一緒に見つける支援をする。こういった役割です。

 今は、いわゆる意識高い系が求めて、成果もあげているというのがレポートでもありましたけど、これからは学歴とかも関係なくなって、いろんな人がコンサルティングを求めてくる時代になると思いませんか?

 仕事は複業が当たり前、これまでは1つの仕事をやる。というところから、転職する機会は倍くらいに広がる。また、キャリアを積み上げられる人とそうでない人で格差は広がる。そんな時代が来るんじゃないかと思います。そんな時に、キャリアコンサルタントは、大切な役割を担えるのだと思います。

外国人労働者のためのキャリアコンサルタントはねらい目では?

 また、日本は少子高齢化。またグルーバル化の流れも考えると、外国人労働者は今も増えていて、今後もっと増えてくると思います。

 今、外国人労働者で、一番多い国はどこからか皆さんご存じですか?

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 令和3年版の労働経済分析では、ベトナムだそうです。最近まで中国がトップでしたが、ベトナムが一位になりました。ちなみに3位はフィリピン。そう、アジアからの外国人労働者が多くなっているんですよね。

 こんな環境の中では、これまであまり見えなかった問題がいろいろ出てくると思います。

 例えば習慣の違いからくるいろんな問題。実は、規制緩和で民泊設置の許可を検討するだけでも、例えば外国人が夜中に騒ぐんじゃないかとか、いろんなことが言われていました。

 外国人が日本でのキャリアをどう創っていくのか。アメリカのような、グローバルな職場ならおそらく事例がいろいろあるんだろうけど、日本ではそこまでまだ実績がないのではないか。

 受け入れる会社や職場、入ってくる外国人労働者、お互いに新しいものを積み上げていくことが大事であり、これはキャリアコンサルタントの世界では大きなテーマになるんじゃないかと思います。また、こういうところに、ビジネスチャンスはあるんだと思います。


 バイリンガルだったり、外国での居住経験があるなどのキャリアコンサルタントなんて、もしかしたら重宝されるかもしれません。

 ぼくも、日本語以外習おうかな?今大阪弁しか話されへんし。

 だから、今日のこの動画だけは、、ぜひ外国の方にも見ていただきたくて、英語でも字幕出しています。

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 本日の資料は厚生労働省のHPから引用させていただきました。

 今日も最後までおつきあいいただきありがとうございました。

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 また、外国にお住まいで日本に興味があるって方にもぜひご意見などいただければありがたいです。


 フクシンでした。

 また次の動画でお会いしましょう。


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