映画「トップガン マーヴェリック」感想 トム・クルーズによるエンタメとIMAXカメラと臨場感
トップガン マーヴェリックが興行収入が日本で100億円を突破した。流石に劇場で観れる回数は減っているが、数週間前にはドルビーシネマなどはかなりお客さんが入っていた。びっくりするぐらい人が詰め掛けるいるから、トップガンは映画好き以外にも刺さっていると感じる。若い人も多いのが特徴だ。映画館には、若い世代がいて、人気作なのだなあというのが分かる。前作を知らなくても、本作だけで内容を理解できるのが強みだ。これが非常に強調されている。過去作も気にならない程度で説明があり、物語の重要な要素なのに、簡単にストーリーが頭に残る作品だ。マーヴェリックの戦友の息子が、部隊に配属され、教育していく。最初に観たときには、昔の話を知らないと理解できないかと思ったが、過去の映像と写真だけで理解できた。そーゆーところが、大事で、よく前作の伏線がないとスムーズに物語に入っていけなかったりするが、トップガンはそうではないのだ。細かい気配り、それがヒットにつながっているのだと感じる。マーヴェリックがいまだ現役で戦闘機を操縦しているのは、前作ファンはマーヴェリックの強さを、新規ファンは物語そのものを楽しめるようになっている。
予告編を観た限りでは、マーヴェリックは教官に回って物語は終わるのかと思ったが、最終的には戦闘機に乗って戦うことになる。しかも、F-14を駆るとは予想もしなかった。マーヴェリックはまだまだ現役だぞと前作ファンに訴えかけている。撮影には、IMAXカメラ6台が使われている。ニュースによると、ある程度分解してコックピットに搭載しているとのこと。確かに、戦闘機のコックピットは臨場感がたっぷりだったし、戦闘シーンでは、パイロットの表情が強く描写されていて、どうやって撮影したのかと思っていたが、実際にはコックピットに詰め込めるだけ、カメラを搭載させているのだ。臨場感が必要だと思うが、ここまでするのかと驚く。カメラ一つ、というかカメラの良し悪しで戦闘シーンの出来が決まるからこそ、ここまでこだわったのだと思う。シネマカメラはソニー製で、最近は鬼滅の刃よろしくアニメや映画以外でも強みが出てきたのかもしれない。今年はソニーの映画を観ることが多くなったように思うが、トップガンにも名前が出てきた。カメラの使い方は、臨場感を出すために今後使われることがあるかもしれない。トップガンの次回作がもしあれば、さらに臨場感を出せるカメラを使うかもしれない。