【八犬伝】映画感想‐役所広司=滝沢馬琴と内野聖陽=葛飾北斎のリアリティ
役所広司=滝沢馬琴と内野聖陽=葛飾北斎のリアリティ
役所広司さんの滝沢馬琴と内野聖陽さんの葛飾北斎がすごく良かった。二人の掛け合いが面白く、毎回挿絵を頼む馬琴と絵は描くがすぐに捨てる北斎のシーンが和む。八犬伝の空想的な特撮パートと八犬伝を実際に書く現実パートの対比の中で、リアルな生活感と人間関係が描かれている。最初は空想パートが観たく、現実パートは早く進めと思っていたが、徐々に老けていきながらも八犬伝を完成させようとする姿に現実パートの方に魅力を感じるようになる。