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Soy
2022年2月25日 19:58
神様ある日 意を決して宇宙のとおくへ 引っ越すと胸いっぱいに 風を吸うその目はとても 嬉しそう「星々の 砕ける音色に合わせつつ ひねもす踊り明かそうか!」✳︎✳︎踊りはじめて 幾億年なんだか 悲しくなってきてその目と髪と 脇の下涙と汗が 飛び散って万物全てを 巻き込んで風船みたいに 飛んでった後に残るは 踊子と絶対零度の ボイドだけ踊れば
2022年2月22日 19:58
子どもたちの まつりのなかでいっそう かまびすしく吼えた!君はいくぶん 優しくもキチンとナイフを 隠してた!ときどき 闇夜にまじってはおまわりさんと 仲直りきょうはどこで 寝るのかなあしたは何を 視るのかなあれからねころび 約9回みんなとおしゃべり 覚えてからは君はずいぶん まんまるだ!僕らのほころび 数えきれないこのまま直さず いきてくよー!
2022年2月21日 19:56
わたしは ウソをつきましたミナモにむかって コッソリといつしかウソが 糸を縫いわたしは サナギになりましたところが 膜があつくって冬をも越せる あたたかさ✳︎✳︎そんなサナギは 息絶えた✳︎わたしの ちいさなポケットできらきら輝く みなさまへーーこの部屋で あげたウブ声いつまでも 憶えていてくださいわたしは 忘れっぽいですがおもい出すのは 上
2022年2月17日 20:25
もしもし、そこの綿帽子。おれを焼いちゃあくれないか。生憎さ、銀貨二枚とホーロー瓶しか持ってないが、アザラシと、こいつで一杯やってくれ。――休みの夜の、気晴らしさ。*煮るのはいやだ、焼いてくれ。煮るのはいやだ、焼いてくれ。だいじに残さず、捨ててくれ。そっくりそのまま、捨ててくれ。綿帽子。
2022年2月16日 14:55
南に帰った わたしを追ってのっぺら雪崩が つららをつり下げ歳末の街を 覆い尽くすのあなたの顔が 見たくなって西へ 戻ってきたのでしょう怯えてちぢんだ おじぎ草摘み取り逃げてきたんだよ北に向かった わたしを抱いたどっかのだれかが うずらのお家で最後の景色を 飾りあげるのあなたの顔が 見たくなくて東へ 戻ってゆくのでしょう抱えきれない お土産をあたた
2022年2月14日 13:47
2022年2月12日 02:06
あした着る衣装の色を、どうしようかと迷っていたら。“『コペンハーゲン』を観て、死のう。”ってパパが言ったわ。――いい話とは思わなかったの。本当よ。*その後ね。色とりどりでたくさんの、3人乗りの自転車が、教会へ向かっていったの。”お祈りしようかな、け飛ばしちゃうかな。”そうすると、2つのお月さまがあたしを照らしたの。見ては駄目だと、分かっていたのに。そこには、