#40:心の自然破壊が起こると、あらゆる分野で分断が促進される🌍💔
この記事でお伝えしたいこと、わかること
・心の自然破壊とは？
・自然界のすべてが自分の一部
・すべてがつながっているという意識
今回は「東急沿線情報誌 SALUS(サルース)」に連載されている、理論物理学者・宇宙物理学者の佐治晴夫さんのエッセイ「宇宙のカケラ Vol.77 コロナと地球と、それから私たち」より、僕が感じたこと考えたことを書かせていただきます。
佐治晴夫さんのプロフィール：
1935年生まれ。理学博士（理論物理学）。北海道「美宙」天文台台長。宇宙創生にかかわる「ゆらぎ」研究の第一人者。著書に本連載の一部を収録した『宇宙のカケラ 物理学者、般若心経を語る』（毎日新聞出版）、最新刊に「マンガで読む14歳のための現代物理学と般若心経」（春秋社）など多数。
心の自然破壊とは？
今回のエッセイで最も印象に残ったのが、
「心の自然破壊」という言葉でした。
今回の新型コロナウイルス感染症も、たとえば、熱帯雨林の伐採など、人間の生活圏や事業拡大による自然破壊が要因だと推測され、これまでの感染症同様、人為的結果であることは否めません。これは、現代文明の特徴が自然の多様性の排除を通して、都市化へと向かっていることの結果です。この傾向は、人間の心にも影響を及ぼし、心の自然破壊が起こると、あらゆる分野での分断が促進されることになります。それは、自然界のみならず、社会環境も含めて、すべては相互存在であるという意識の希薄化をもたらします。
近年、SDGsなどの取り組みが盛んになり、自然破壊や気候変動に対する、環境活動の重要性もより注目されるようになりました。
ただ、それが物理的な外部環境を何とか改善しようとするだけのものであったなら、
僕たちは自分たちの「心」にはあまり目を向けてこなかったのではないかと感じたのです。
地球環境と調和した生き方をする上で、
どのような精神的価値観や考え方を持つのか、
その「心」のあり方にもっと目を向けたいと感じました。
例えば、2020年のアメリカ大統領選でも単なる政治信条の違いにとどまらず、Black Lives Matter（ブラック・ライブズ・マター、BLMと略される）など、様々な分断を生み出しました。
このような背景には、現在世界中のいたる所で、「心の自然破壊」が起きているからではないか？
と思いました。
自然界のすべてが自分の一部
考えてみれば、私たちの人生は、0.2mmの受精卵から始まり、日の光や水や食料など外の自然を体に取り入れて自分になったのですから、自然界のすべてが自分の一部であり、将来の自分の姿であるとも言えます。
そうか！
自然界のすべてが自分の一部だから、
僕たちも自然界の一部であるんだなと。
その反面、コロナ下の中で、
・リモートワーク
・オンライン授業
・オンラインショッピッグ
・オンライン旅行
など、僕たちが自然から遠ざかり情報空間や仮想空間で過ごす生活が日常化しつつある。
とも述べられています。
さらに、
現実の空間移動を伴わないというエネルギー軽減のメリットはあるものの、一方では、さらなる心の自然破壊という危険性もはらみます。
と指摘されていました。
僕たちが進化・発展の過程で、科学が発達し、幸せであるためにその恩恵を受けること自体は問題ないと思います。
しかし、佐治晴夫さんがおっしゃっていたように
自然破壊
↓
自然の多様性の排除
↓
都市化
↓
人間の心の自然破壊
↓
あらゆる分野での分断が促進
↓
すべては相互存在であるという意識の希薄化
が起きてしまうのであれば、
僕たちは今一度、
自然界のすべてが自分の一部であり、
僕たちも自然界の一部であるんだ。
という認識を取り戻すべきなのではないか？
と思ったんですね。
すべてがつながっているという意識
「すべては相互存在であるという意識の希薄化」
という言葉は、
僕の言い方で言い換えるのあれば、
「すべてがつながっているという意識」なのかなぁと思います。
それは、僕たちは地球という惑星に生きる運命共同体であり、地球という自然の一部なんだなと、改めて感じました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
We are a fateful community living on the planet Earth, a part of the nature of the Earth.🌍
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