見出し画像

すっぱい蜜柑のキャラが立ってる飴 『実熟者ですが。』がおいしかった

スーパーの飴売り場でかわいいみかんと目が合いました

こんにちはー!

近寄って見てみれば『実熟者みじゅくものですが。』という大変おしゃべりなみかんの飴でした。
パッケージ全体からほとばしる自己紹介によると、摘果された青い温州みかんを原料にしたキャンディで、「爽やかな甘酸っぱさがクセになる」のだそうです。
私はレモンを始めとした酸っぱいフレーバーが好きなので、早速我が家に招待しました。

飴の見ためは蜜柑色じゃなくて、きれいな黄色でした。
走りの時期にお店に並ぶ、黄色いみかんの色です。
味は、確かにみかんなのですが甘さは控えめで、青いゆずやすだちと共通するなんとも清澄な香りが口に広がります。

みかん飴っぽくないカラー


実熟ちゃんの魅力 その1 アップサイクルな飴

みかんに限りませんが、口に美味しく見ために美しい商品を1つ作るために、摘まれたり抜かれたりしてしまうものが出てきます。
そういった、従来は捨てられてしまう未熟果を利用するアップサイクルな商品として企画されたのが、この『実熟者ですが。』でした。

廃棄を待つ未熟果ちゃんとチュッピーさんの運命の出会い ※1

合成甘味料を使わない砂糖と水飴主体のシンプルな材料であることも好感が持てます。

砂糖(国内製造)、水飴、温州みかん未熟果エキス/酸味料、香料、糖転移ヘスペリジン、着色料(ウコン)

実熟者ですが。 | 扇雀飴本舗 せんじゃくあめほんぽ (senjakuame.co.jp)


実熟ちゃんの魅力 その2 ヘスペリジンパワー

また、パッケージでも強調されているヘスペリジンが気になります。

表面の自己紹介にも、裏面の原材料名にも「ヘスペリジン」 ※2

ヘスペリジン………私は今回初めて知りましたが、トクホに採用されるなど注目を集めている成分のようでした。

へスペリジンは、温州みかんなど柑橘類の果実の皮や袋から抽出された有効成分です。
紫外線から果実を守るために含有されるポリフェノールの仲間であるために、完熟したものよりも未完熟の青い果実に、より多く含まれています。
みかんの果実や皮は、風邪をひきやすい冬のビタミン補給源として、また体を芯から温める冬至のゆず湯などに、古くから活用されてきました。
またヨーロッパでは、その有効成分が血管系疾患、リウマチ・関節疾患の医薬品製剤として使われるなど、薬効が高く評価され、役立てられてきた天然の有効成分です。

糖転移ヘスペリジンとは?|ヘスペリジン研究会 (ghes.jp)

『ヘスペリジン研究会』のサイトによると、ヘスペリジンとは柑橘類、特に未完熟の青いみかんの皮に多く含まれるポリフェノールの一種だそうです。
柑橘類は、日本でも古くから風邪の予防に利用されてきましたし、実は市販の風邪薬にもヘスペリジンが配合されているものがあるそうです。
漢方では陳皮として知られています。胃もたれ、嘔吐、消化促進、食欲増進、風邪によるのどの痛み、せき、冷え性、肩こり、腰痛の改善などにも効果があると考えられています。
ヨーロッパでは血管系疾患やリウマチ・関節疾患の医薬製剤に使われているそうです。
サイトには、中性脂肪の低下や血圧上昇の抑制、ストレスや冷え性、肌質の改善も期待できると書かれていました。

ただ、ヘスペリジンは水に溶けにくく体にも吸収されにくいので、みかんをそのまま摂取するよりも、ヘスペリジンを加工した「糖転移ヘスペリジン」を含むサプリなどを摂取する方が効果的だそうです。
『実熟者ですが。』にも糖転移ヘスペリジンが配合されています。

飴1粒に含まれる量にどれだけ期待できるかは分かりませんが、何か良いことがあると良いなと思います。

実熟ちゃん  最大の魅力 おいしい

もちろん、飴は美味しさが命。
みかんなんだけど、よくあるみかんじゃない個性的な味は、私の好みでした。
この爽やかさは「みかん=冬」のイメージを覆して、夏にぴったりだと感じました。
子どもも気に入ったようなので、また今度も買うつもりです。

※1、2の画像はこちらのサイトからお借りしました。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?