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ところかまわずナスかじり

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#変態

― 「ところかまわずナスかじり」第百八話 卑猥とは何か? ―

 昨今の治安の悪さは誠に不安である。
 私が校長として皆さんにお願いしたいことは次の三点に尽きます。
 まず第一に、夜の外出はなるべく避けること!
 第二に、危険なことが起こるかもしれない、というような場所、ゲームセンターなどですね、には行かない!
 そして最後は、知らない大人の人から声をかけられたらまず逃げることを考えること!
 
 この三つは常識として、皆さんに守っていただきたいと思います。

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― 第四十九話 コシラ ―

アナウンサー「只今、小豆諸島にコシラが現れましたっ!映像、出ますでしょうか?中野さん、中野さん?」

中野「はい、こちら中野です。上空よりコシラをとらえました!皆さん!こちらがコシラです!」

アナウンサー「ああっ、見えましたっ!コシラです!皆さん、これがコシラですっ!・・・ん?思っていたより、ん~、ちょっと小さいといいますか・・・。何というか、なんだか疲れているような感じもしますねぇ。ん、岩に寄

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― 第四十七話 救急車の車窓から ―

ラジオDJ「ボンジュール、皆さん!ロクサンヌよぉ~!深緑の六月!いかがおすごしぃ~!私は今、ドライブ中。風が気持ちいいわぁ~!」

救急隊員「ちょっとあんた!何してんだ!横にならないかっ!」

ラジオDJ「みなさぁ~ん!今、私が食べようとしているモノ、何かわかりますかぁ~!うふっ。この季節の旬!一番おいしいものだよぉ~!分かった人、分からない人、どんどんメールくださぁ~い!正解したあなたっ!あなた

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― 第三十八話 アダムとイブ ―

 鬱蒼とした森の中、鳥の声が飛び交う。
 空は一点の曇りもない晴天。
 陽がまぶしい。
 木陰からこぼれてきた陽光が、いくつもの斑な光の模様を薄暗い地面におとしている。

アダム「ガッデム、イブ!いったいこれはどうしたことだ!」

イブ「アダム、いったいどうしたの、そんな大声だして。」

アダム「おお、イブよ。これが声を上げずにいらりょうか!われの腰より生えた、これはいったいなんなんぞ!」

イブ

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― 第二十五話 事故 ―

男「ふふ、君に会ったことがそもそも事故みたいなものさ。」

女「あ、あなた、大丈夫ですかぁっ?!ちょっと皆さん、事故ですっ!助けてくださぁいっ!あなたっ、血だらけですよ!誰かぁっ、早く救急車を呼んでください!あぁっ、エンジンから火がっ!」

男「ふふっ。ありがとう。でも、俺はまだまだ燃え足りないのさ・・・。」

― 第二十四話 地獄にて ―

 いやぁ、まだ心の傷は癒えちゃいないんだけどねぇ。でもまぁ、ほら、明るく生きてりゃいいことあるよ、って言うじゃん?

 まぁ、あの時はさ、なんせ、自分が死んじゃったんだから。そりゃあもう、がっくりしたもんな。自分でさ、分かんのよ、死んでるってさ。だって動いてないもん、心臓。もう、いやんなっちゃったよ。はははは!

 でさぁ、川渡って行ったんだよ、ヘル。地獄。
 川で舟に乗せられて行ったんだけどさぁ

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