悪徳の輪舞曲 (著 中山七里)
難易度35(下記[35/35])で読了!
贖罪の奏鳴曲、追憶の夜想曲、恩讐の鎮魂曲に続く御子柴シリーズ最新作!
御子柴礼司の今迄の活躍、背景を知った上で読んで欲しいとは思う。しかし、最新作をいきなり読んでも十分楽しめる。
このシリーズの見所はやはり、最初の描写である。重しを置くように文脈が流れていき、まさに犯行が行われてる様子が、リアルに描写されている。
今回の案件は、さすがの御子柴とて厳しいと思えたが、さてどうやって彼は乗りきれた否か推理して読んでいただきたい。
- [-] 中山七里[4/5]
- [X] 悪徳の輪舞曲[35/35]
- [X] 人事不省(じんじふせい)
- 昏睡(こんすい)状態に陥り、意識を失うこと。「人事不省に陥る」
- [X] 雲散霧消(うさんむしょう)
- 雲が散り霧が消え去るように、あとかたもなく消えてなくなるこ
と。
- [X] 僭越(せんえつ)
- 自分の地位や立場を越えて出過ぎたことをすること。
- [X] 有象無象
- 数は多いが、種々雑多なくだらない人や物。ろくでもない連中のこ
と。
- [X] 古色蒼然
- ひどく古びたさま。いかにも古めかしいさま。
- [X] 蛇蝎
- へびとさそり。人が恐れ嫌うもののたとえ。「―のごとく嫌う」
- [X] 焦燥
- いらいらすること。あせること。「事業の失敗に―する」
- [X] 訥々
- 口ごもりつつ話すさま。言葉をとぎれとぎれに言うさま。
- [X] 囃す(はやす)
- 手を打ったり、声を出したりして歌舞の調子をとる。
- [X] 巧遅(こうち)
- 出来ばえはすぐれているが、仕上がりまでの時間がかかること。⇔
拙速。
- 巧遅は拙速に如かず(こうちはせっそくにしかず)
- 上手だが遅いよりも、下手でも速いほうがよいということ。
- [X] 為政者(いせいしゃ)
- 政治を行う者。為政家。
- [X] 業腹(ごうはら)
- 非常に腹が立つこと
- [X] 煉獄(れんごく)
- カトリック教会の教義で、この世のいのちの終わりと天国との間に
多くの人が経ると教えられる清めの期間。
- [X] 真贋(しんがん)
- 本物と、偽物。また、本物か偽物かということ。-を見分ける
- [X] 衆目
- 多くの人の見る目。多くの人の観察。十目。
- [X] 耳目
- 耳と目。聞くことと見ること。見聞。
- [X] 欺罔(ぎもう)
- 人をあざむき、だますこと。
- [X] 趨勢(すうせい)
- ある方向へと動く勢い。社会などの、全体の流れ。「時代の趨勢」
- [X] 古希
- 数え70歳。
- [X] 紋切り型(もんきりがた)
- きまりきった型。かたどおりで新味のないこと。
- [X] 篤実
- 情が深く誠実なこと。また、そのさま。「篤実な人柄」
- [X] 傲岸不遜(ごうがんふそん)
- おごりたかぶって人を見下すさま。思いあがって謙虚さのないさ
ま。
- [X] 悪罵(あくば)
- 口汚くののしること。また、その言葉。
- [X] 厚意(こうい)
- 思いやりのある心。他人が自分に示してくれた気持ちについてい
う。
- [X] 埒外(らちがい)
- ある物事の範囲の外。
- [X] 江戸の的を長崎で討つ
- 意外な場所や筋違いなことで、以前受けた恨みの仕返しをすること
のたとえ。また、関係のない者を討って気を晴らすことのたとえ。
- [X] 勧善懲悪(かんぜんちょうあく)
- 善良な人や善良な行いを奨励して、悪者や悪い行いを懲こらしめる
こと。
- [X] 輪舞曲(ロンド、りんぶきょく)
- 古典的な音楽の形式の一つ
- [X] 陥穽(かんせい)
- 動物などを落ち込ませる、おとしあな。人をおとしいれる策略。
- [X] 薮を突いてヘビ
- 藪をつついて蛇を出すとは、余計なことをして、
かえって悪い結果をまねくことのたとえ。
- [X] 罵詈讒謗(ばりざんぼう)
- ありもしないことを並べ立てて、人をののしりそしること。
- [X] 寄越(よこす)
- こちらへ送ってくる。こちらへ渡す。
- [X] 胡乱(うろん)
- 正体の怪しく疑わしいこと。また、そのさま。「胡乱な者がうろつ
いている」
- [X] 大山鳴動ネズミ一匹(たいざんめいどうしてねずみいっぴき)
- 大騒ぎしたわりには、実際には結果が小さいこと。
- [X] 下村敦史
- 日本の小説家・推理作家。