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お笑いとドラマの好き嫌いを

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最近の記事

面白いの因数分解

NON STYLE石田さんの「答え合わせ」と令和ロマン くるまさんの「漫才過剰考察」を立て続けに読んで、面白いお笑いって何だろうかと自分なりに考えてみた。 私は、笑いの沸点が低いのでわりとなんでも楽しむ方。でもネタによって楽しいや面白いと感じるポイントが違うなと思って、分解して考えてみる。素人なので正しい分類じゃないと思うけど違ってても気にしないでね。   コントは、脚本×演出×演技 に分解できると思う。 さらに分けると、脚本は設定とセリフ。 演技は動き・顔の表情・声・間

    • ヘタクソな演技とヘタクソの演技

      ドラマを見ていて、セリフが棒だったり大袈裟な人がいると話が入ってこないことあるよね。それがヘタクソな演技。 ヘタクソの演技は逆。ほんとは流暢に話せるのにわざとつっかえる。自然にふるまえるのに相手に違和感を持たせる。普通に演技するより難しいと思う。 ヘタクソの演技がうまい人と思う人ジェラードンのかみちぃとアタック西本 いっぱいあるけど、架空芸人シリーズ コンビが絶妙に噛み合ってない感じ。ベタすぎるボケやツッコミ。大袈裟なリアクション。若手の空回り感。挙げたらきりがないけ

      • THEゴールデンコンビ ネタ以外の感想

        AmazonプライムのTHEゴールデンコンビが面白すぎたので書いておく。 本編を見る前に私は、5秒以上の動画も記事もみてない。くるまさん、せいやさん、長田さんなど売れてる何人かが、いつもと違うコンビでネタやるんだな。という情報量でなんとなく見始めた。たぶん一番良い見方ができたと思う。 これから見る人は余計な情報をこれ以上入れずに、すぐに本編を見てほしい。特にショート動画なんて絶対見たらダメ。面白さ半減。 なんとなく、で見始めたけど途中でやめれなくて全部見た。翌日は寝不足。

        • エンタメ界働き方改革

          最近、NOSTYLE石井さん、高畑充希さんがちゃんと休みを取ってるというニュースを見たり、囲碁将棋さんが育児休業を取ってた話を知って。 芸能人も昔より休みを取れてるんだって嬉しくなった。もちろん休めない人はまだたくさんいるのだろうけど、コロナ以降は割とみんなちゃんと休むよね。自分が行くイベントと重なっちゃったら悲しいけど、でも人間休むときは休んでほしい。 で、すごく良いなと思ったのが、前にルミネ行った時にぼる塾は3人だけで、酒寄さんがいなかったこと。写真になかったから、元

          いかちい vs かわいい

          個人的な好みだけど、男性はいかつい人より可愛い人が好きだ。いかにも漢!ていうよりも柔らかさのある人。でもいわゆる「女性らしさ」ではなくて、赤ちゃん要素がある人と表現したらいいのだろうか。作ってるのではなくて滲み出ちゃってる人。赤ちゃん言葉とかはありえないから。 で、我が最推しジェラードン。コント師としてもちろん好きなんだけど、お笑い抜きにしても3人とも可愛いところが多めで好き。 今回はあえてお笑い抜きで好きなとこ書いておく。顔ファンとかワーキャーって馬鹿にされがちだけど、

          いかちい vs かわいい

          笑いに溺れて〜初ルミネ

          ジェラードン、ダイタク、レインボー、私の好きなベスト3芸人。揃ってたら行くしかないじゃないか。初ルミネ。初ライブ。 全出演者自分用メモ COWCOW/ジェラードン(アタック西本・かみちぃ)/ロングコートダディ/ダイタク/ネルソンズ/ダイヤモンド/ZAZY/レインボー/ぼる塾/マーティー/[MC]あべこうじ 全部のネタが面白かった。MCのあべさんも。劇場ってこんなに面白いのかということにびっくり。テレビともYouTubeとも違う楽しさがあるのは、知らない誰かとも気持ちを共有

          笑いに溺れて〜初ルミネ

          すべてをすくう人 星野源

          歌手。俳優。文筆家。音楽プロデューサー。ギタリスト。作曲家。作詞家。ラジオパーソナリティ。マリンバ奏者。動画編集者。 が、私が知りうる限りの星野源さんの肩書きと呼べるもの。 私はこの道一筋よりマルチな才能を持つ人に憧れてしまう(一筋を極めることだって尊敬はしてる)のだけれど、星野源以上の人を知らない。北野武(ビートたけし)くらいかな。芸人と映画監督に音楽に文才に絵画。 昔は1つのことを極めていない複数の顔がある人は中途半端とみなされていたと聞くけれど、今はいくつか顔があ

          すべてをすくう人 星野源

          ジェラードンの女子たち

          女性役のうまい男性芸人が好きなんだけど、ジェラードンの女性役は群を抜いていると思う。3人ともそれぞれ別の良さがあって、女性役で出てくるともう、ワクワクしちゃう。 他の追随を許さない かみちぃ かみちぃは、ウィッグもメイクもなくても女性になれるところが神業。 まずママ。ちょっとおせっかいで空気読めなくて、息子大好き。絶対こういう人いるって思えるし、だんだん懐かしい気持ちになってくる。ショートカットでノーメイクでちゃんとママに見えるの、意味がわからない。 たか子。オフのO

          ジェラードンの女子たち

          アドレナリン笑いとセロトニン笑い

          爆笑オンエアバトルをほぼ全てリアタイし、M-1は初めの10年くらいはテレビににかじりついて見てた。 キングコングとかNON STYLEとかテンポ良い漫才が好きだった。コントだったらアンジャッシュとかラーメンズ。 彼らは今も好きだけど、見る側も心構えが必要で、積極的には見ていない。昔は刺激を求めていたんだなあと思う。今は癒やし。完全に癒やし。交感神経より副交感神経。アドレナリンよりセロトニン。 私の中ではジェラードンは完全に癒やし芸人。3人のトーク(YouTubeのニューラ

          アドレナリン笑いとセロトニン笑い

          女子より女子 レインボー池田

          男性が演じる女性役がなんか好き。ウィッグしただけスカート履いただけじゃなくてほんとに女性に感じられる役。 最初に思ったのはレインボー池田さん。YouTubeでおすすめに出てきて、レインボーのこと知らなかったから男女コンビのコントだと思った。動画一覧見て初めて右の人男性だって把握した。 今コメント見たけど、昔の彼女にそっくりな女優だと思ってた人がいた。池田さんのコントキャラを女性と間違う人、私以外にもいた。そう、女性なんだよ。自然すぎるの。 メイクもそうなんだけど、喋り方

          女子より女子 レインボー池田

          ドキュメンタリー おっさんずラブ

          初めて買ったDVDは、おっさんずラブの最初の連ドラのやつ。 恋愛ドラマはそんなに好きじゃないし、BLに特別興味もなく、多分たまたま見たんだと思う。田中圭も林遣都も知らなかった。でも本当に自分でも信じられないくらいはまってしまった。 春田と牧がドリンク片手にウィンドーショッピングしてるんじゃないかとか、ラーメン屋の列に2人が並んでるんじゃないかとか、外を歩けば本気で探してた。もちろんドラマってわかってるけど、それくらいリアルだった。春田と牧がこの世に生きてる、と思わされた。

          ドキュメンタリー おっさんずラブ

          言霊のちからを信じている

          SNSのない時代に育ったので、芸能人はテレビ画面の向こう側という気持ちがとても強かった。芸能人を生で見るって道端で遭遇するしかないと思ってた。ライブは数回行ったことがあったけど豆粒だし、会う実感はあまりわかなくて。 豆粒じゃないテレビの向こう側の人に初めてあったのは星野源さんだった。 2017年にエッセイ「いのちの車窓から」の出版記念トークイベントがあって。 その前にラジオで星野源さんと作家の寺坂さんが、言ったことは実現するという言霊の話をしてて。それを聞いて、会いたいな

          言霊のちからを信じている

          文ファン 京極風斗

          Xで、推しに迷惑をかけるな、というポストを見かけた。発信者のTLを見るに、あるファンの劇場の迷惑なふるまいが推される当人、9番街レトロに認識されているらしい。 9番街レトロ、聞いたことがなかった。 彼らを知った数日後、京極さんのnoteが流れてきた。 なんてわかりやすくて知的でやさしい文章。なのに伝えたいことははっきりと言う。 批判対象だけでなくて、関わる全ての人を、ちゃんと捉えている。視野が広い。 心を掴まれた。顔ファンでもなくネタファンでもなく、京極さんの文ファンにな

          文ファン 京極風斗

          空飛ぶ広報室 ムロツヨシ

          作品を知ったのは本が先だった気がする。有川浩(現有川ひろ)にはまっていて、自衛隊3部作を読んだ後だったかな。自衛隊は基本的にリスペクトしているのと、ツンデレラブストーリーが刺さりまして。 その流れで見たドラマ。ここで初めてムロツヨシさんを知った。エリートではないけど現場を熟知していて、彼がいないと回らないのに出しゃばらないみたいな役が、目を離せない感じで。 あのガッキーが前半ほんとに憎たらしくて、綾野剛の光と影のさじ加減が良くて、ストーリーも面白かったけど、ムロツヨシが間違

          空飛ぶ広報室 ムロツヨシ

          下ネタに逃げるな

          お笑いは好きだけど、なんかあるとすぐ服を脱ぐノリが好きじゃない。 子供のころは無条件に笑ってたし、下ネタが嫌い、というわけでもない。むしろ好き。 裸が嫌いなわけでもない。必然性のある裸は抵抗ない。なかやまきんに君とか、とにかく明るい安村とか、ロバート秋山の体モノマネとか、あかつとか。裸でないと意味がない。小島よしおは目立つためには必要だったと思うけど、十分面白いから今は服を着ててほしい。 どストレートのどぶろっくも好きだ。 それ以外の人たちよ。服脱いだらみんなが面白がる

          下ネタに逃げるな

          歌い手 チョコプラ長田

          チョコプラを初めて認識したのはテレビで、IKKOと和泉元彌のモノマネだと思う。 その後、瑛人の香水オマージュを見たのかな。 はい来た声が良い。うまい。  YouTubeで悪い顔選手権とか6秒クッキングとか見てふたりの遊んでる感じはいいなと思ったけど、やっぱり歌が好きかも。 ベストは葛根湯太「かぜの唄」 まず曲だけ聴いて。歌い方。沖縄民謡の声の震わせ方。国際通りで流れててもなんの違和感もない。合いの手も絶妙。と思ったらかぜだからくしゃみ。くしゃみ!? これで一気にこの

          歌い手 チョコプラ長田