早稲田の古文 夏期集中講座 第15回「建礼門院右京大夫集」Part1
早稲田の教育学部で2020年、『建礼門院右京大夫集』が出題されました。Z会の「最強の古文」によると、十三世紀初頭、1232年頃の成立とされ、第八十代高倉天皇の中宮建礼門院(平清盛の二女徳子)に仕えた頃から、平家滅亡、藤原俊成(定家の父)が後鳥羽院から九十歳の祝賀を1203年賜る鎌倉初期までの約30年間の作歌を集めた歌集です。(同書解答解説P117)
物語のクライマックスは恋人平資盛(すけもり)との最後の別れと資盛の死の悲報・思い出の手紙と回想シーンといったところでしょう。