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【定額減税】政府は何をすべきだったか?僕らは何をすべきか?

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/660/1293448
※大河内薫”お金の学び”ラジオ Voicy 2024年5月28日放送より

どうも、大河内薫です。
定額減税がされる時期が近づいてきましたので、改めて定額減税についてお話したいと思います。さらっと解説しますが、内容については詳しく知らなくてもいいかもしれません。勝手に減税されていくものなのでね。
それよりも何よりも、政府は何をすべきだったのか?とか、僕らはこれから何をすべきなのか?そのあたりの話をして学んでいけたらいいなと思っています。


◾️定額減税について

まずは定額減税の説明をします。
結論としては、一人あたり4万円減税されます。

当然、減税なので税金を払っていない人は減税を受けられません。だから別途住民税非課税世帯への給付などもあります。
減税はありがたい話ですが、複雑なんです。

まず4万円の打ち分けは、所得税3万円、住民税1万円です。
所得税に関しては6月分の給与から、じわじわと減税が始まっていきます。
一回で減税されないので、年末調整に向けてじわじわと減税されていくということになります。

住民税に関しては、ここが結構重要なんですが…
6月分の住民税が一旦ゼロになります。だから6月分の給与は手取りが増えます。勘違いしないでくださいね、給与がいつもより多いからといって浪費してしまってはいけません。減税があったことを分かっていて浪費するんだったらいいですが、なんかよくわかんないけど手取り増えたぞといって浪費するのはよろしくないです。
減税があるんだということは覚えておきましょう。
また住民税は7月から11ヶ月間、少しずつ1万円の減税がされていきます。

1回でやればいいのにと思うんだけどね。
何なんでしょうね。本当に目的が見えません。
定額減税そのものには目的があると思いますが、定額減税を進めていくやり方には本当に目的が見えない。経理部の方々は地獄だなと思います。
先日、給与明細に減税している金額を明記することが義務化されたんですよね。会社員の方はそれを見れば、今月はこれくらいが減税されているなとわかるということです。せっかくなので、減税を受けている体感をしっかりと持つようにしましょう。
でも経理部の方は本当に地獄だと思います。

◾️定額減税の目的

定額減税の目的は経済対策です。…本来は。

でも今は選挙対策になっているのではないかと感じます。
なぜわざわざ6月にしたのでしょう?
衆議院総選挙や総裁選にぶつけてきたのかなとか、あとは財務省に言われた通りにしたのかな、なんて思っています。

2023年10月くらいにこの定額減税の話が出てきました。
その時はGDPの成長率が3期連続マイナスになりそうだという時期だったんですよね。そして今は4期連続マイナスです。この4期連続マイナスって結構な数字なんですよ。リーマンショックでGDPがマイナスになって以降なんです。
だから減税して消費を促進させましょうという話だったはずなんですよね。
でも年末にはやらなかったんです。だから3期連続マイナス、そして4期連続マイナスになってしまいました。

なぜやらなかったのかは、分かりません。
本気で選挙対策のために後ろを倒しにしたんだとしたら本当におかしいし、よく分からず6月にしたんだとしたらちょっと頭が悪すぎだし、ちゃんとやって欲しいなと思います。
そもそも減税というかお金の配り方もちゃんとやって欲しいですよね。
本当に考えてやったのかな?と思ってしまいます。給与から天引きされる所得税で調整というのは、あらゆる選択肢の中で一番非効率で非合理的なものを選んでいますよね。

最も簡単なのは、マイナンバーカードでのダイレクト送金ですよね。マイナンバーカードと口座が紐づいている人が多いですからね。これが一番だと思います。
紐づいてない人は役所に取りに来てくださいとかにすれば口座を紐づける方も増えますから、こういうやり方もあったはずですね。

あとは消費税の時限的免税、これもできたはずです。
消費税は1年間免税すれば3兆円くらい税収が減りますが、3兆円くらい還元しても痛くない財務状態を持っているので、1年間の免税とかでも消費は促進されるはずです。

なぜこういうことをしなかったんだろうか?
だから考えれば考えるほど選挙対策として使われちゃったのかなと感じてしまいます。さらにはもう1回来年もやりましょうみたいな話も出てきているので、選挙前だから「来年もやります」と言っているようにしか僕には聞こえないんですよね。非常に悲しいです。

◾️定額減税を受けて

ーー僕らは何をすべきか?

まずは定額減税が適用されているかどうかを確認しましょう。
会社員や公務員の方は給与明細に金額が通知されますから、住民税の通知と合わせて、よしよし減税されているぞという感覚をしっかり持ってください。目で見て確かめてください。
個人事業主の方は確定申告で、自己責任で減税をしましょう。フォーマットはまだ出ていませんがきっと簡単にできると思いますので、それで減税をしていくということを覚えておきましょう。

そして、4万円は確実に減税されることがわかっているので、その使い道をしっかりと決めておくというのが僕は一番いいんじゃないかなと思います。
4万円が減税されて、のほほんと暮らしていたら特に何も残りません。貯金が増えた感覚もないし、減税された感覚もないし、1日1日が過ぎ去っていくだけなんですよね。
せっかく4万円減税されることが確実なので、税金を払っている人は4万円で何かをするということをやればいいかなと思います。

おすすめなのはやっぱり4万円の自己投資、もしくは4万円で投資信託を買う、どっちかだろうなと思いますね。
投資信託やNISAをやってる人が結構いると思いますが、臨時に4万円分買ってみるとかね。その4万円がどう増えていくかちゃんと観察してみると面白いかもしれません。減税でいただいた4万円が、僕は6万円になりましたよとか8万円になりましたよとかね。結構楽しいですよね。

それか、いつもは買えないような高い本を買ってみるとか、セミナーに参加してみるとかね。 せっかく4万円が浮くわけですから、使った方がいいんじゃないかなと個人的には思っています。

あとは、来年も同じ形態でやるとかいう政府は間違いなく国民ファーストで考えてないと思うんですよね。だからそういう政府にはちゃんとNOを突きつける、そんな準備をしておきましょう。経済対策として減税を打つのであれば、なるべくコストがかからないものがいいんです。消費税免税ならコストはかかりませんから。10%を0%に設定し直せばすぐに消費税は減税できます。減税のコストを会社に押し付けるようなこの定額減税は本当によくないと思いますので、ちゃんと目的に対して適した手段かを目を光らせて見ていきましょう。
一人一人が意思を持って選挙に行けば、変わる可能性がゼロからゼロじゃなくなるんですよね。しっかりとNOを突きつける準備をしておきましょう。

◾️お知らせ

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それでは本日も張り切っていきましょう。

それでは、素敵な1日を。
最後まで読んでくれたあなたに、幸あれ✨じゃあね!

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