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05. 本のSNSにはアーカイブ性も欲しいかも

理子
建築は好きだけど(好きだからこそ)建築業界に疑問を持つ2001年生まれ魚座
転職を機にENFPからESTPに ✧︎ 日々変化するのが好きで、衝動的に動くこと多め ✧︎ 私生活はとにかく可愛い子と女の子のアイドルが好き
夏幸
人の幸せに関心があり、不要不急のものと教育に興味がある2000年生まれ乙女座。
ENFP-Tの関西人。カメラと音楽と餃子と節約旅行とビションフリーゼが好き。2024年はサカナクション、SEKAI NO OWARI、SUPER EIGHT、Aぇ! group、藤井風、フェス4回。

〜前回『04.本をタイムリーにシェアしたい!』より続く〜

夏幸:始まりは、とにかくZ世代が本を真ん中に置いてシェアしあうっていうムーブメントを、同じタイミングで全国で作ってみたいっていうことだったのね。
理子:そうそう。だからサブスクの案(『01.きっかけは理子の突然のLINE?』参照)も思いついたんよね。
全く同じ本が全く同じ日に届いて、そこから何日間か読んで、みんなで感想を言い合うんよ。
夏幸:うんうん、全国読書会的な?
理子:あー、そうそう。ミステリーが好きな人、恋愛系が好きな人ってそれぞれ選んだら、その人たちと繋がれる。Pick a Book始めた時に、「いくつかジャンルがある方がいいよね」って言ったのもそれ。
夏幸:色々繋がってきたぞ(笑)
理子:でしょ。全国の人たちが読んで、感想とか続編気になるねとか書いたり、考察し合ったりしたい。あの時のあの登場人物の気持ちはこうだったんじゃないみたいなこととかね。
それをAmazonの口コミとかではなくて、あくまでSNS的につぶやいてほしいわけよ。
夏幸:なるほどね。Filmarksっていう映画の感想共有のSNS知ってる?インスタのプロフィール欄にリンク載せてる人とかもいて。
理子:へえ、アプリとサイトとって両方あるのね。
夏幸:そう。Filmarksは、共有はもちろんやけど自分が観たのを記録できるのがめっちゃいいとこやなあと思うねん。
インスタの投稿も、自分がその時何をして何を思ったのかを記録できるアルバムみたいな感覚もあるやんか。それをうまいことを掻き立ててる。
理子:確かに。その感覚ある。
夏幸:本も一緒やと思うねん。リアルで買ったら家の本棚が出来て、Kindleで買ったらKindleの本棚は出来上がるけど、オフラインとオンラインが融合してる本棚ってないよなって思う。モノを持っていても、売ったら売ったで自分の手元にはないし。
理子:え、それめっちゃわかる。めっちゃ悲しいんよね。
でもFilmarksみたいなSNSがあれば、手元からはなくなるけど、アーカイブとして記録に残して自分のものにし続けられるもんね。
夏幸:そうそう。さっき話してた中学校の読書科(『04.本をタイムリーにシェアしたい!』後半参照)の、毎学期本を読んで感想を書くっていう宿題がアーカイブに近い気がする。
3年間通して自分が読んだ本と感想を1冊の冊子に書いていくのね。その時の自分が紡いだ言葉とかが残ってるねん。そのオンライン版みたいなことが、りこのSNSの案なのかなって。
理子:えー、めっちゃいいね。本で繋がるっていうのが、他人ともそうやけど、自分の中でのアーカイブになるのはめっちゃいいわ。

夏幸:ちょっと前に戻って、“本コンプレックス”の話になるけど、本読む人は偉いみたいな風潮ってどんな世代でもあったよね。
理子:いや、あったよね。
夏幸:だからこそ劣等感みたいなのが生まれるような気がしていて。例えば、映画もドラマも本と同じように学べるコンテンツだけど、別に真面目な人が触れるものっていうポジションじゃない。むしろ、流行りについていく人の方が詳しい。
理子:わかるわかる。
夏幸:だから抵抗がなく摂取できたよね。反対に、摂取しないからといって、劣等感なんてないし。けど本は、勉強とかとちょっと似てるような気がする。
理子:本当にそう、まさにそうと思う。
夏幸:そう思うと、23歳になって、本っていうこれまで避けてきたものに帰着してることが、結構不思議なんよ。不思議やなっていうか、大人にならないと主題として本って選ばなかったかもと思う。
理子:大学生になって、いろんな文章を読んでいくにつれて、文章を読むってことって苦じゃないんだってことに気づいたけ、本っていうものに逆に帰ってきたって感じ。論文読んで研究とかしてても、興味あるものはもっと読みたいよーって思ってたし。


Pick a Bookとは、「もしこの1冊と出会わなかったら?-What if I had never come across this one book?」をコンセプトに、理子と夏幸が選んだ詩集、絵本や小説など様々なジャンルの本を、シークレットブックとしてお届けするブランドです。中身が分からないように1冊ずつ包み込み、コピーとハッシュタグを添えています。今の自分にぴったりな本、大切な誰かに贈りたい本、偶然をきっかけに出会えますように。

ooとは、Pick a Bookを1つ目のブランドとして、ただのものの行き来やお金の行き来ではなく、背景にある想いやストーリーと共に、モノや機会や時間や人との出会いをプロデュースするチームです。B“oo”kに限らず、世の中には、“oo”が含まれる愛らしいもので溢れています。(『ooでやりたいこと〜ロゴ、コンセプトを言葉にしてみる〜』を参照)いろんな展開を妄想しながら、2人のg“oo”dを突き詰めていこうという想いを込めています。


次回、2024年8月17日(土)に『05. 本版のFilmarksってどうかな|Pick a Bookしようと思った経緯』を投稿します💌
また、2024年8月18日(日)14時30分〜20時00分に、下北沢フリーマーケット@下北線路街 空き地にて出店します☄️

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