音速のカニ

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一筆書き1000 自閉

表現をするのが怖くなっている。表現をすることで自分が減っていってしまうのではないかと思うからだ。自分の思っていること、描いているものを全て外に出した時、自分には何が残るのか。非常に怖い。自分の生み出せるものが無限だとどうしても信じることができない。明日には何も生み出せないのかもしれない。もしかしたらずっと前から自分はこれまでのものを引っ張り出してきてしゃぶっているだけなのかもしれない。私を怖がらせるもう一つの妖怪は「評価されるのが怖い」というものだ。自分が面白いと思ったものを

    • ポケモンの図鑑番号暗記こぼれ話

      先月ポケモンの図鑑番号を全て覚えたという旨の投稿をした。まだ見てない人は先にそちらを。 前回書き残したことをここで供養させてもらいたい。 【96が黒じゃない問題】 図鑑番号の暗記に語呂合わせを多用したというのは前回述べたわけであるが、皆さんは96を語呂合わせで覚えるとしたらなんと読むだろうか。苦労?急務?おそらく多くの人が最初に黒を思い浮かべたのではないだろうか。黒いポケモンの図鑑番号に96が入っていたらなんと綺麗なことだろうか。ところで第二世代で登場するイーブイの進化系と

      • ポケモンの図鑑番号を全て暗記した私が…

        ポケモンの図鑑番号を全て暗記した。具体的には番号とポケモンが全て結びついた状態。 例えば「図鑑番号25のポケモンは?」と聞かれたら「ピカチュウ」と答えられるような感じ。逆も然り。 なんでそんなことしたの?と聞かれても面白そうだったから、覚えてたらキモいと思ったから程度の理由しかないけれど、やり始めると意外と他の効能もあることに気が付く。 今ポケモンは1025種類いるわけだけど、図鑑番号を全て覚えるということは1〜1025までの整数全てに一つずつ情報が増えるってこと。それの何が

        • 一筆書き1000 拾ってください。

          99%で100万円が手に入るけど1%で死ぬボタンがあったら押すと思う。なんなら50%までなら押すかも。 死にたいわけではないけれど死ぬのは怖くない。むしろ死に損なうのが怖い。死に近づくけれど、でも死ねない。そんな状況になるのは怖い。だから片腕を失うとか寝たきりになるとかだったら0.01%でも押さない。 小学生の頃に読んだギリシャ神話の本、そこに書いてあったプロメテウスの話が忘れられない。人間に火を与えたプロメテウスは罰として磔にされ、鷲に内臓を啄まれる。痛くて痛くてみるみ

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        一筆書き1000 自閉

          老人文学のすゝめ

          大森千慈(おおもり せんじ)は明治から昭和期の小説家、評論家である。 この名前を聞いてピンとくる人は病的な文学フリークか彼の親戚かのどちらかであろう。 千慈は東京専門学校(後の早稲田大学)の文学部に入学し、そこで教授をしていた坪内逍遥と交流を結んだ。ロシア文学に関心を持っており、逍遥の紹介で二葉亭四迷に弟子入りした。二葉亭四迷は「あひゞき」をはじめとしたロシア文学の翻訳小説を多く発表しており、ロシア文学の第一人者であった。 二葉亭四迷は文学史上でも重要な人物であるが、世間一般

          老人文学のすゝめ

          一筆書き1000 一筆書き1000

          一筆書き1000へようこそ。ここでは一筆書き1000とは何なのか、どう書くのか、どう読むのかについて勝手に説明します。一筆書き1000は私が始めたわけでもないし、実際のところあまりわかってないことも多いけど。でも勝手に説明します。 一筆書き1000のルールは二つ。一つ目は1発で書くこと。読み返して書き直すとか下書きをするとかは禁止。してもバレないけどね。二つ目は1000文字で書くこと。これは簡単。1000文字ピッタリで収めることにこだわってる人もいれば多少の誤差は仕方ないと

          一筆書き1000 一筆書き1000

          一筆書き1000 外面

          僕が動物や昆虫、恐竜の図鑑に夢中になっていたのは小学校に上がるまでだった。日常の外にいる生き物への関心。僕はとりわけ食べ物の探し方や子供の守り方といった振る舞いに心惹かれていた。生きるための工夫、知恵、悪あがき、、、他者は他者で脳みそがあるという感覚はここではじめて得たのかもしれない。 小学生になると友達と友達の延長としての遊びに夢中になった。ニンテンドーDS。友達が持っているから買ってもらった。1人で進めた冒険は翌日友達に話すためのものだった。図書館に行かないわけではなかっ

          一筆書き1000 外面

          一筆書き1000 自己紹介(終)

          記憶力はそこまで悪くないと思っている。多分。ひょっとしたら記憶力が悪いエピソードを"忘却"しているだけなのかもしれないが。「嫌なことを忘れる」というステップはあまり踏んでいないのかもしれない。そういうことはいつまでも覚えている。気分が落ち込んでいる時に寝たらいくらか気分が良くなるが、それは嫌なことを忘れたからではない。飲酒も忘却の手助けにはなってくれない。ただ酔って気持ち悪くなっている記憶が追加されるだけである。おそらく、私は嫌な記憶に対して忘れる以外の方法で太刀打ちしている

          一筆書き1000 自己紹介(終)

          一筆書き1000 早起き

          ものを考えすぎてしまう自分の性格を勘案すると、こういった文章を書くのは今みたいな徹夜明けで脳みそが息切れしている時がいいのかもしれない。早起きは三文の徳なんて言葉があるがその逆は遅起きなのかそれとも無眠なのか、後者だった場合私はいくらか損していることになる。三文はどのくらいなのかを考えるのは些か無駄なことのような気がする。要はちょこっといいことあるよということだろう。そんなことより早起きという言葉である。この早起きというのは相対的なものなのか否か。普段から5時起きの人はずっと

          一筆書き1000 早起き