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<読書>カフネ

小正月も過ぎ、これから時間は一気に速度を上げて、
1月(行く)2月(逃げる)3月(去る)と
うっかりしていると
ゴールデンウィークになってしまいます。

ということで、読みたい本を積んどいては
時間をやりくりして本と戯れております。

今日の本は
カフネ 阿部暁子著
近頃の本は装丁がきれいですね。
こちらもタイトルがゴールドに
ぴかぴか光っています。

大事なひとの死をどう受け止めるか?その先も続く自分の人生を
どう歩んでいくか?繊細な描写に、ただ圧倒される。読後、タイトルに
込められた意味に涙が溢れた。
町田そのこ

カフネ 帯より 町田そのこ

家が片付くこと、美味しい料理があること、その整いと温かさがどれほど人にとって大事か、強く伝わってくる物語。
末次由紀

カフネ 帯より 末次由紀

すべてを失った孤独な彼女が出会ったのは、突然死した弟の元恋人だった
(カフネ帯より)

そして、その彼女と弟の元恋人を中心に様々な人間模様が描かれています。
本屋大賞に近い本かな?

そして、元恋人は家事代行業の凄腕の料理人。
よって、作中には、私の大好物な料理のお話がたくさんでてきます。

私はたべることは生きることだと常日頃から思っています。

「あなたはあなたのたべたものでできている」
You are what you eat!

という言葉が好きです。
近未来にカプセルを食べるだけで生きることが
できるようになったら?
なんだか、それは便利なんでしょうが、
やはり、選びたくない未来です。

忙しくて買ってきたお惣菜でも
お皿にもりつけて、
丁寧にいただきますをして
食べたいなといつも思っています。

そして、作中にでてきた
「卵味噌」
なんでしょう?
とグーグル先生指導の下
作ってみました。
青森の郷土料理らしいですが。
ホカホカご飯にのせて食べてみました。
マヨネーズもかけて悪魔の食べ物となりました。
本を読むとこんなに楽しいおまけがついてくるのです。

おにぎりを作れるようになると、人生の戦闘力が上がる

カフネ 阿部暁子著

おにぎりは食欲のない時も
さまざまな場面で登場する日本人のソウルフードですよね。
おにぎりの作り方は、学校の必修科目にしたほうが
良いかもと個人的には考えます。

本全体の内容は少しハードかもしれませんが、
おすすめの本です。
ぜひ、お時間があったらお試しください。


~お読みいただきありがとうございました~

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山河恩子(onshi)
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