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<読書>風の港 再開の空
峠は越えたみたいですが、大雪です・・・。
自然の前には人間は脆弱です。
安全第一に、お過ごしくださいませ。
さて、この度、サイン会参加デビューしました。
サイン会なんて、アニメで見ていただけで、
まさか自分が参加するなどとは夢にも思いませんでした。
そう、参加したのは今回ご紹介の村山先生。
風の港 再開の空 村山早紀著
村山先生の本との出会いは、本好きの友達から。
その友達は本も好きだけど、ネコも大好き。
なので好みは一緒。
そして、村山先生も猫が大好き。
サインも猫の顔が書いてありました。
村山先生は児童文学出身ということで
ファンタジー要素の強い物語が多いのですが
その中にも平和や祈ることへの
メッセージが多々織り込まれています。
実は私がつたない物語を書こうと思った
もう一つの理由に先生の
「さやかに星は」きらめき」という本に
感化されたのかもしれません。
大体、このような話だったと思います。
「時が流れ、未来人(ひひひひ孫くらい)
がトランクをあけると
その中にはたくさんのお話が書いてある
古い原稿用紙があった。
おもしろい。けれど本になったわけではない」
今の私も、書いても読んでもなかなか自分の納得
行くものが書けず、ちとイライラすることも
ありますが、未来人が私の秘密の箱を
開けて物語を読んでーこの人もそれなりに
人生楽しんでいたのかな?ーって
思ってもらえれば良いかなぁ?と
今日も何を書こうかとあれこれ
猫と相談しているのです。
話を戻すと、今回の風の港は
羽田空港をモデルとしたターミナルでの
物語。
5篇から成り立っております。
もちろん、私は最終章の猫中心の
物語”夢路より”がお気に入りとなりました。
ただ、その前の章の”屋上の神様”の中のセリフにも
ドキッとしました。
在るものは在るものとして、目をそらさずにとりあえず進んでいくしかないのだと、静かに覚悟ができたような気がした。
逃げないで、現状を受け入れて、覚悟すること。
人生で何度か訪れる壁のようなものには
やはり、このように真摯に向き合い
「覚悟」することが必要なのでは?と
改めて襟を正すことができました。
最後に、ここでも問いかけれていることがあります。
あなたは、空路派ですか?
それとも、陸路派ですか?
わたしは、ファルコン(ネバ―エンディングストーリー)
にまたがり空を飛ぶのがいつもの妄想の旅です。
実際、マイルはほどほどにたまり、
地球5周くらいしているとのこと。
皆様はどちらでしょうか?空?陸?
そんな思いも出てくる素敵な本でした。
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~お読みいただきありがとうございました~
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