シーバー病は予後良好なのか?
割引あり
「シーバー病」という病気をご存じでしょうか?
「シーバー病」は日本語に訳すと「踵骨骨端症(しょうこつこったんしょう)」 といわれ、10歳前後に多い、踵(かかと)に痛みを訴える病気です。成長期の子どもの踵骨骨端部に、運動などによる衝撃や、足底筋やアキレス腱の引っぱる力が加わることで、血流障害や踵骨骨端核壊死や骨軟骨炎などをきたします。
教科書的には「10歳前後の成長期に…」と書かれ、多くの場合は踵の痛みを訴えることで気が付き病院を受診しますが、実はもっと小さな時からレントゲン上の異常は発生しています。
しかし、小さな子どもは痛みを感じにくいため痛みを訴えることはなく、密かに踵骨の異常が発生進行しているケースが一定数存在します。
また、シーバー病は医学書を見るとどれも「予後良好」と記載され、臨床の場でも適当におとなしくしていればそのうち症状は消えていくため、何の疑いもなく「予後良好」と認識されています。
しかし…本当に予後良好なのでしょうか?
私はふとしたことから「実はシーバー病って予後良好じゃ~ないんじゃね?」と疑問を持ち、それについて調べてみたので紹介します。
まず…結論から言ってしまうと…
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