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2020年4月の記事一覧
建築家・松村正恒研究と日土小学校の保存再生をめぐる個人的小史 [9]2005年:鈴木博之先生と重要文化財という言葉の登場〜シンポジウム「八幡浜の文化資産を考える—日土小学校の再生を目指して—」
花田佳明(神戸芸術工科大学教授) 2005年8月に第2回目の夏の建築学校は何とか実施できたものの、日土小学校をめぐる状況は厳しいままだった。 八幡浜市は同年9月に、行政・議会・商工会・学校の関係者、日土小学校の保護者、日土地区の地元関係者などからなる「八幡浜市立日土小学校再生計画検討委員会」を立ち上げた。しかし、これまでの保存活動を担ってきたメンバーからは、建築の専門家として愛媛大学の曲田清維先生と地元関係者として木霊の学校日土会の菊池勝徳さんが委員に採用されただけで、