3年で110億円→300億円に。AnkerJapanCEOの1位思考
本書はアンカージャパンの CEO猿渡さんが「業界の後発企業から業界売上1位に押し上げた」上での思考法や習慣などをまんべんなく解説しています。
猿渡さんはアンカーの売上100億円代(2018年)から300億円(2021年)に押し上げた凄腕のCEO。
書かれていることは、企業経営だけではなく、個人の生き方としても重要な考え方だなと思いました。
成果を上げる上での方程式と6つの習慣
本書では、成果を最大化するために猿渡さんが実践している6つの習慣を紹介してます。
そもそも、猿渡さんは成果は以下のように定義しています。
そして、成果を上げる習慣が以下です。
狂ったほどに1%にこだわれるかで差がつく
僕自身、6つの習慣の中で最も重要だと感じたのは「⑤1%にこだわる習慣」です。
プロダクトも行動も99%と100%の差である1%を埋めてこそ、後発から1位を獲得することができる。と言います。
ここで言う100%は
・周囲から見て完璧な状態を目指すこと
・自分なりの100%を目指すこと
を言うそうです。
普段よく見る『プロフェッショナル 仕事の流儀』という番組に登場するプロの人も徹底的に99%から100%上げることに執拗にこだわっています。
やるべきことを決めて習慣を毎日継続し続けて、毎日1%改善することも重要だし、商品や伝え方の完成度99%で妥協しがちなところを目的達成のために100%までこだわり抜く。
これを続けられるかどうかが「後発でも一位になる企業」と「それ以外の企業」を分ける「あり方(マインド・文化)」であるなと感じました。
1%の追求を具体化すると、
たとえば
・マーケッターがプロダクトをいかに磨くか、その良さをどう伝えるかを限界まで頭をひねって考える
・営業だったら目の前の相手に対して、「いつ」「何を」「どのように」伝えるか、相手の信頼を獲得する上でどれだけSPEEDを意識できるか、相手へのGIVEを実践できるか考える
などなどが当てはまりそうです。
毎日の中で目的達成のために1%の積み上げができるか、他の人が止める一歩先までできるかを2023年は意識したいなと思います。
感想
個人・企業としても実現したい目的を達成していくため、インプットとアウトプットを継続的に行い、1%にこだわり日々成果を最大化するために努力していくことは、自分を磨き上げるアスリートのような働き方だなと。
一方、1%にこだわって働くことは、それをやりきった後に充実感や自己肯定感、やりがいをすごく感じるだろうなと感じました。
普段の日常の中での休み方もそうだし、
どのように目標を描き、描いた目標を分解してどのように行動を考えて実行していくのか
を具体例と一緒にわかりやすく解説しているので物凄く学びになります。
なにより、読んでいてモチベーションが上がる本なので2023年何度も読む本となりそうです。
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