ヨガの先生、密かに悩む。あるヨガインストラクターの相談に答えました
●ある昼下がりの再会
「あっ、いいところにいた…」
…と。
たまに息抜きをするラウンジで、
ヨガのインストラクターに捕まりました。
彼女はヨガの指導を10年ほどやっていて、
結構な人気者。
月の収入が会社員の部長クラスなので、
彼女を慕う生徒は多いのでしょう。
私とヨガの先生が出会ったのは、
まだ彼女が駆け出しの頃。
「わぼうふ」
というオーガニックコットンの
タオルをプレゼントしたところ…
「これを身につけてヨガをすると、
いつもよりリラックスできる」
「息が深くなるのよ」
と感動され、それ以来
あれやこれやと相談されたり、
お礼にプレゼントを貰ったり。
そんな感じで途切れず細々と、
もう10年近くのお付き合いです。
「もう10年も年をとったのに、
一生懸命頑張ってますね」
と言うと、
「あんたもだーッ！
あんたもだぁあーッ！
と２回絶叫されました。
確かに、そうだった気がします。
「壁にぶち当たっているのよ、
話を聞いてくれる？」
「ケーキセットプラス
ケーキ１つ追加なら、
仕方なく話を聞きましょう」
「では、それで」
…ということで。
話を聞くことになりました。
今からシェアするのは、
ヨガの先生に了解を得た
やり取りの内容の一部です。
参考になる部分があれば、
うまく取り入れてください。
それでは、どうぞ…
●ヨガの先生、密かに悩む
彼女はヨガの知識もスキルも高く、
教えるのが上手です。
ただ、新しい事に挑戦するのが苦手で
人前で失敗するのをかなり嫌がります。
でも、勝手に生徒が増えて
しかも評価が高いのです。
人を惹きつける要素は
たくさん持っているのですが…
「あなたなら何をやっても成功しますよ。
スキルも知識もすごいじゃないですか」
「だって…自信ないです」
この手のやり取りは、ここ10年で
軽く100回を超えるでしょう。
素質は十分なのに、もったいない。
「ヨガにメンタルが強くなって
失敗を恐れなくなる、
必殺の呼吸法はないんですか？」
と聞くと、
「あるんだけど、私にはどうも…」
と憂鬱なご様子。
教えた人は心身ともに
バンバン自信をつけていくのに、
自分は確信できる結果が出ない。
でも生徒さんたちは
結果を出すので崇められ、
口コミでどんどん噂は広まっていく。
「私、そんなスゴクないのに！」
とプレッシャーに押しつぶされそうになり、
なんとかしないと！といろんなものに
手を出したけど、結果は得られず。
急激なステージアップに
自分の気持ちと自信が追いつかず、
コントロールできない印象でした。
「例えば、何に手を出したんですか？」
と聞くと、自己啓発っぽいセミナーとか、
スピリチュアル系のセッションとか。
最近増えている
「スピリチュアルではない、
新しいアプローチ」
を謳った脳科学や、
奇跡を起こす願望実現法だとか。
グッズからDVD、合宿まで幅広く。
お金に余裕がある彼女は、
片っ端から試してみたそうです。
でも結局、自分が望んでいる
「私はこれでいいんだ」
という確信は得られなかったとか。
「ちょっと今、自分で自分を
信じられなくなっているのよ」
ヨガの先生は、深いため息をついたのです。
周りから評価されすぎて、
ガッカリされたらどうしよう？
と思うと、新しい挑戦ができない。
「感謝されたり褒められると、
最近は嬉しいよりも
怖い気持ちの方が勝つ」
「やめて〜っ！ってなるんですね？」
「そうそう！」
「じゃあ、白目剥くほどマズいけど、
すごくリラックスできる
天国系ハーブティーブレンド作る？」
こう提案してみると、秒で拒否されました。
「アタクシにはこの
カモミールティーで十分よ…」
と上品ぶってイキっていましたが、
指導者が迷いと自信喪失で
モヤっとしたまま教えていては、
生徒さんも困るというもの。
なぜなら、指導者の放つ
目に見えないエネルギーは、
周りの人に少なからず影響を
与えてしまうからです。
ですから私も、３つばかり。
再現性が高くて結果が実証済みの、
有効なアプローチを伝えました。
それが
●ストレスを抜く、つまようじ活用法
●リラックス空間を作る環境デザイン
●師匠の教え、心のパンスト相撲
でしたが、今回はその中から。
●リラックス空間を作る環境デザイン
を掘り下げて解説します。
●リラックス空間を作る環境デザイン
休息をとる、癒しの聖域。
私は寝室を、そう呼んでいます。
この聖域が整っていなければ、
何かを成し遂げるのは困難を極めます。
なぜなら…
あなたの活動と休息は表裏一体。
振り子と同じ関係性だからです。
しっかり休んだら、
しっかりいい活動ができる。
休息が中途半端だと、
活動も中途半端になる。
振り子が右に振った分、
左にも振るのと同じです。
「右に30度しか振ってないのに、
左に90度振る」
なんて事はありません。
命に関わる交通事故の原因は、
睡眠不足によるうたた寝が多い。
あなたもどこかで
聞いたことがあるかもしれません。
が…
命に関わる事故を起こさなくても、
睡眠不足はあなたの才能を封じて
「事故っぽい遅延トラブル」
を引き起こしています。
想像してください。
もし、あなたが乗った電車が
一駅ごとに５分遅れたら。
10駅先に到着する頃には、
50分遅れることになります。
その遅れが毎日続けば、
１週間で350分の遅れ。
６時間近く、時間（命）の
無駄遣いをしてしまうのです。
睡眠不足だと太るとか、
集中力が欠けるとか、
頭がぼーっとするとか。
いろんな問題が指摘されていますが、
私が一番の問題だと感じているのは
「睡眠不足だと、
気持ちが後ろ向きになること」
です。
世の中には、短時間睡眠でも
元気に活動できる人もいます。
が…
私が見てきた限り、
睡眠不足でも前向きで元気な人とは
出会った事がありません。
「今日、元気ないですね」
「あまり寝てないんですよ」
というやり取りなら、
何度もした記憶がありますが…
睡眠不足でも前向きで元気、
いい仕事ができたという人を
見かけた記憶はないのです。
ヨガの先生に聞いてみると、
「確かに睡眠不足の時は、
不安が次から次へと出てくるかも」
ぐらいの答えでしたが、念の為。
心身ともにリラックスして、
ぐっすり眠れるように…と。
「寝具って何を使ってますか？」
と聞いてみると、
私が愛用しているメーカーよりも
高級なフルセットで寝ていました。
ヨガの先生も健康グッズ漁りは
マニアクラスなので、
かなり寝心地はいいはずです。
彼女は寝室に電化製品を置かず、
「そもそも寝室にスマホは
持ち込まない」
と徹底していました。
…ということは。
ふと気づいて、聞いてみました。
「寝室には空気清浄機を
置いていないんですか？」
すると彼女は、首を横に。
「だって、電化製品ですもん」
「電化製品は電磁波が出るし、
寝室に置くと光で熟睡できないって」
あぁ、私も昔はそう思っていました。
が…
実際に検証してみて、現在は
「寝室の空気清浄機、最高説」
を唱えるようになりました。
「実は…」
●あなたが寝ている間にしている、
たった２つのこと
私はかつて、睡眠に人生を捧げた
「自称、睡眠の探求者」
から、
「人が睡眠中にすることは２つ。
それは、呼吸と寝返りだ」
と学びました。
つまり、この２つを効率よく
サポートさえできれば勝ちだ、
と教えてもらったのです。
ヨガの先生は寝具と枕に
かなりこだわっていたので、
寝返りはクリア。
…となると、あとは睡眠中の
呼吸をサポートすればいい。
そう思って私は、
「騙されたと思って…」
…と。
厳正なるリサーチを経て
選び抜いた空気清浄機の機種を、
先生にヒソヒソ教えました。
太陽の光が差し込んだ時。
室内の空気中に
ホコリが舞い踊っているのを
見た人ならわかると思いますが…
あなたは常に、目に見えない大量の
ホコリや異物を吸い込んでいます。
マスクをしようがどう対策しようが、
こういったホコリや異物を吸い込まずに
生きていくことは不可能です。
ただ、せめて休息中だけは。
吸い込むホコリや異物を
ゼロにすることはできなくても、
限りなく減らした方が
体はリラックスできて休まります。
実際に私が、空気清浄機をONにして
一晩寝てみたところ…
翌朝の爽快感、疲れの取れ具合が
確実に違うのを感じました。
一緒に試した人からは、
翌朝の目覚めが変わったとか、
睡眠時間が短めの日でも
元気を保てたという声だけでなく…
「犬や猫が空気清浄機にくっついて
気持ち良さそうにしている」
という報告もたくさん受けています。
人よりも敏感な生き物たちは、
何かしらの心地よさを感じたのでしょう。
そんな話をすると、
「あっ、私も猫飼ってます」
「ほら、うちの子」
「私の隣で寝るのが好きなんですよ」
…と、ヨガの先生から
スマホの写真を見せられました。
。。。
猫と一緒に寝ているのなら、
空気清浄機は必須。
「多分、猫の毛をたっぷり
吸い込んでいますよ」
と言うと、ヨガの先生は震え上がって
スマホで空気清浄機を注文していました。
私がこの記事を書いている頃には、
綺麗な空気を楽しんでいるでしょう。
他にも考え方や、いつでもどこでも
自信を失った時にすぐ回復できる
アプローチも教えましたが…
毎晩の習慣で数時間とっている
睡眠中の環境がアップすれば、
メンタルもかなり鍛えられるはず。
彼女はヨガの先生なので、
空気清浄機の話をすると
「確かに！確かに大事！」
とすぐに理解してくれました。
海のそばや森の中でヨガをすると、
呼吸の質も体の感覚もかなり違う。
けれども言われてみたら、
寝室の空気はアロマを使う以外
あまり意識していなかった。
「電化製品はダメ！」
という考えに囚われていた…と。
何か思うところがあったようです。
ヨガの先生は
「ヨガを学びにくる人たちに
最高の結果と未来を提供したい！」
と願って10年以上、
知識とスキルを磨き続けてきました。
しかし、たくさんの生徒さんから
感謝され、慕われるようになっても…
いや、むしろ…
周りからの評価が上がれば上がるほど、
常に不安と自信のなさに悩み、
葛藤を続けていたそうです。
私が彼女との会話から感じたのは、
強い孤独感でした。
周りから称賛されすぎた結果、
その人物像を崩さないように
弱音が吐けなくなって、
感情を溜め込むようになった。
他人を助ける方法は
わかっているしできるのに、
自分を助ける方法はわからない。
周りに人がたくさんいるのに、
ひとりぼっちのように感じる。
この感覚がヨガの先生を
苦しめていたのです。
「私はこれで大丈夫っていう
確信が欲しいんですかね？」
と聞くと、
「そう、それそれ！」
と前のめりで食いついていましたが、
さて今後どうなるか。
寝室を聖域化する方法は、
他にも色、観葉植物、水、
特殊アイテムを使った結界など
色々ありますが…
ヨガの先生の変化を見ながら、
１つ１つアプローチを提案して
実験台になってもらおうと企んでいます。
なお、私が過去に人体実験して
「このアイテムがすごい！」
「このアプローチがすごい！」
と確信したエピソードは、
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