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記事まとめ

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森(note名・アインシュタイン)がまとめた記事があります。
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#日記

こんなぼくがクイズマニアになるまで

こんなぼくがクイズマニアになるまで

「奇跡」と呼ばれた子

生まれたときは、奇跡と呼ばれた。「つ」よくなるように、「か『づ』し」と名付けられた子は、1120gしかなかった。

ぼくは母のおなかのなかに7ヶ月しかいなかった。
居心地が悪かったのだろうか?
田舎の産婦人科でとりあげられたときは、父の手のひらくらいだったという。

1120gの小さな命は、そのまま燃え尽きてしまう寸前だった。

隣町の大きな国立病院に、当時産婦人科医で

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こんなぼくが歴史コースの大学生になるまで

こんなぼくが歴史コースの大学生になるまで

クイズ研究会はなかった

こうしてぼくは、クイズで高校を選んだ。
第10回高校生クイズ3位の長崎県の高校だ。
きっとクイズ研究会があり、必死にクイズに勤しんでいるに違いない…
と僕は思っていた。

しかし、クイズ研究会は、なかった。
先輩に聞いた話だと、あの「三人の先輩」は退学覚悟で大会に出場し
3位になったとのことだった。
ものすごい努力の上に、あの3位という結果があったのだろう。

ただ、ぼく

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こんなぼくが塾講師になるまで

こんなぼくが塾講師になるまで

クイズとMagicの日々
クイズとマジック・ザ・ギャザリングの日々は楽しかった。
ちょうど横田卓馬先生の漫画「全ての人類を破壊する。それは再生できない」の時代、テンペストから始めた。
エラーの「呪われた巻物」を「スリヴァーの女王」「ハルマゲドン」と交換したのもいい想い出だ。

大学の授業もけっこうサボって、広島の店に入り浸った。

同年代も先輩も、後輩もいた。店に入り浸っていたので、
高校生や中学

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こんなぼくが関西の塾講師をやめるまで(前編)

こんなぼくが関西の塾講師をやめるまで(前編)

中学受験の世界

あたりまえではあるが、ぼくは田舎出身だったため、
中学受験をしたことがない。
以前中学受験をしようとした
(中高一貫校がそもそも少ないのが長崎県だが、そこにも「青雲」という名門校がある)が、
「お前の頭では無理だからやめとけ」という父の言葉で諦めた。
まず、塾もなかった。

関西のお母様方は目が肥えている。
以前『二月の勝者』というドラマがあったが、
漫画も有名で、漫画のほうがか

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こんなぼくが関西の塾講師をやめるまで(中編)

こんなぼくが関西の塾講師をやめるまで(中編)

前回は閑話休題ということで、僕の記憶に残ったすばらしい生徒たちを紹介しました。

では、本編に戻ります。

「不正?」「いや・・・」

ぼくのアンケートの結果が発表されたとき、大教室はざわついた。
(え?森?うそやろ?)
(前回「べべ2(関西弁で最下位から二番目のこと)やったやん・・・)
など。はっきり聞こえた。
部長は「不正したんか?」と冗談めかして言ったが、冗談じゃない。
不正は断じてしていな

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こんなぼくが関西(九州)の塾講師をやめるまで(最終回)

こんなぼくが関西(九州)の塾講師をやめるまで(最終回)

ぼくはこうして教壇に立てなくなった

個別指導の部門の部長に言われたことは、
・教壇に立つ資格はない
・アンケートが如実だ
・事務になるか本社勤務になるか選べ

であった。

まず1つめは、その個別指導の部長は今年個別部門になったばかりで、
教壇に立っていたぼくを知らないことだ。
なぜそれがわかるのか。

2つめのアンケート。
個別指導部門にアンケートはない。
多分「碩学」のときのことを言っている

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こんなぼくがオンライン塾の講師になるまで

こんなぼくがオンライン塾の講師になるまで

意気込んで辞めてみたものの

さて、意気込んで会社を辞めてみたものの、
ぼくにあるスキルは教育系のものばかり。
営業経験も少なく、パソコンが使えるわけでもなく。

資格予備校に入ったものの、先立つ物がない。

「やっぱり、塾か…」

しかし、このコロナ禍である。
集団授業はほぼ全滅。
昔働いていた塾の後輩に連絡をとったが、
オンラインで対応しているということだ。

(うーん…オンラインか…)

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こんなぼくの恋愛遍歴について

こんなぼくの恋愛遍歴について

元気な子が好きだった

ぼくの最初に気になった子は、
幼稚園でも一緒の組で家も近くだったTさんだった。
今覚えば、可愛くもない、スタイルもすごく言いわけでもない。
ただ、とても元気で話しやすかった。
この子がぼくの初恋だ。

中学校

ぼくは小学校と中学校は、ほぼ同じ生徒が通う。
中学校には、他の小学校の生徒が何人か追加される形になった。

当時は何も思わなかったのだが、
ぼくはここの中2で「生徒

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こんなぼくがスラムダンクを好きになるまで

こんなぼくがスラムダンクを好きになるまで

漫画=悪の家族

ぼくは、漫画をあまり読まない家に育った。
親の影響だ。
『ドラえもん』以外の単行本はなかったし、
ジャンプ・マガジン・サンデーの三大週刊誌や
コロコロ、ボンボンも読むことはなかった。
なんせ車の運転の方法はドラえもんで学んだのだ。

ぼくがちゃんと漫画雑誌を読んだのは、
入院中に読んだジャンプ。
当時は『キン肉マン』ではなく『スクラップ三太夫』が連載されていた。

ちゃんと漫画が

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