新J-PlatPat「商標検索」備忘録
特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)は、特許・実用新案・意匠・商標の公報等を無料で検索・照会できるデータベースです。
活用している方も多いかと思いますが、令和元年5月7日に、J-PlatPatの大幅な機能改善が行われました。
弊所では、新J-PlatPatですでに300ワード以上の商標調査を行っています!
システムに慣れるには、実践で多く使用するのが一番ですね。
普段から使うツールだから、はやく体に馴染ませます!
さて、使ってみて気づいたことを、備忘録的にまとめましたので、以下参考までに記載しておきます。
普段J-PlatPatを使っている人には参考になるかもしれませんが、使用されていない人はよくわからないかと思います。
もう少し新J-PlatPatに慣れたら企業の知財担当者さん向けの商標調査方法セミナーみたいなものを別途してみようと思っています!
〇 備忘録 〇
・検索バーの下に検索結果が表示されるので、戻るボタンを押すとJ-PlatPatのTOPページに戻ってしまう。反射的に戻るボタンを押してしまうので、時間のロス。
⇒ 戻るボタンを押さずに右したの「上矢印」ボタンをクリックする癖をつける。
・旧JPlatは、検索結果の案件が50個ごとにページが分かれていたが、すべて同ページ内に表示される。
⇒ ページを切り替える必要がなくなったので、これは時短。
・1回の検索で表示できる案件の上限は、2000から3000へUP。
⇒ これも時短。上限をなくすことはできなかったのだろうか。
・旧JPlatは、エンター押すと検索を開始したが、新JPlatエンターを押しても検索されない。
⇒ 検索ボタンを押さなければいけないので、時間のロス。検索ボタンもスクロールしないと出てこない位置なのであわせて時間のロス。
・類似群コードの検索バーを追加できるようになった。
⇒ 検索バー内は、スペースでOR検索。検索バーを追加すると、AND検索。なので注意。
・部分一致検索のための「?」は半角じゃないとエラーになる。
⇒ 部分一致検索ができなくなったわけではないので注意。
・称呼(類似検索)は引き続き部分一致検索ができない。できるのは(単純文字列検索)のみ。
⇒ 部分一致の類似は、類似の類似みたいな話になるので、確かに機能としていらない。
・検索項目「称呼(単純文字列検索)」と「称呼(類似検索)」はAND検索のみできる。
⇒ 称呼類似と、部分一致を一度に検索できるのでOR検索機能も付けてほしかった。
・URLコピー機能は、お客様との権利共有に使い勝手がよい(旧JPlatはすぐにリンクが切れた)。
・識別番号から案件を検索できるようになったが、ヒットするのは登録済案件のみ。
⇒ 出願情報がヒットしない(今後改善されるのか?)。
・住所から案件を検索できるようになったかと思ったら、検索できるのは「国名」や「都道府県」レベルだった。
⇒ 特定の案件を検索するようなものではない。
・指定商品・役務検索は、スペースでAND検索だったのが、OR検索に変更になった。
⇒ AND検索したい場合は、商品・役務名の検索バーを追加する必要がある。
・代理人検索で、登録後の案件もヒットするようになった。
⇒ いままでは、出願案件のみヒット。
・検索バーごとの「OR」検索ができればもっと便利になると感じたので、この点は、担当者に要望を行った。