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#001|ノウハウよりも、美学で戦え。

ネット上に膨大なビジネスノウハウが上がっているにも関わらず、思い通りの結果を出せず、悩んでいるビジネスパーソンが多いのはなぜでしょうか。

はじめまして。EDIIT Inc.のCEO・榎本貴です。リクルート、Facebook Japan、LEVEL5 と渡り歩いた後、EDIIT Inc.を創業。様々な企業と共に事業を推進してきました。

そんな経験を重ねて分かったのは自分なりの美学を見つけることの大切さです。

01.「社史に残る仕事を」EDIIT Inc.

クライアント企業のボードメンバーとタッグを組み、事業を軌道に乗せるためのプランニング、マネジメント、ディレクションを一手に担うEDIIT Inc.。事業サクセスのために「社史に残る」ビジネスインパクトを提供するのが私たちの仕です。

目的達成・課題解決確度の高いコンセプトを、その分野のプロフェッショナルたちと考え、実行し、

「売上が上がった」「生産性が上がった」「離職率が改善した」

と、経営指標を改善することをミッションにしています。ドラスティックに会社が変わり、依頼主や、多くの関係者の心を強く打つエンディングへ向かって突き進みます。

02.EDIIT Inc.に、提案で終わる仕事はない

成果にコミットした働き方をしていると

「うまくいくかどうかなんて、やってみないと分からないから大変だね」

と言われることがありますが、私には意味不明です。一か八かの要素を極力なくし、期待以上の成果を出すのがプロの仕事だからです。

さらに今度はこんなことを言われたりもします。

「四六時中、自社の業務に悩んでいるクライアントに対して、短い時間しか関われないのに、あっと言わせるアイデアを生み出すことは可能なの?」

もちろん可能です。具体的な手法はここでは語りませんが、確かな方法論を私たちは持っています。すると今度は、

「コンサルがメインだから、結果が出なかったらクライアントのせいにできるよね?」

と言われたりします。とんでもない勘違いです。

実行にまで責任を持つのが私たちの最大の強みだからです。提案するのは「できる」と裏が取れていることだけ。ここまで成果にコミットする、一貫したソリューションが珍しいからか、多くの人から「本当?」と疑われ続けます

03.成果が出るまで執着できるか

それでも私たちがこの仕事を続けられるのは、信じてくれるクライアント企業や仲間がいるからだし、何より自分の美学に恥じない仕事を誰よりもしたいと考えているからです。

今日まで様々なご縁があり、リクルートグループやFacebook、電通、セプテーニ・ホールディングス、講談社、ランサーズ、カンデオ・ホスピタリティ・マネジメント、ストライプデパートメントなど様々な業種や企業規模のクライアント企業と仕事を進めることができました。

なぜ、多くの方からお声がけいただけたのか。また、ご満足いただける成果を返すことができたのか。営業、採用・育成、ブランドマネジメント、商品・サービス開発など専門性が多岐に渡り、それによってチームのメンバーも変わるのにどうして?と思われる方も多いです。

それはプロジェクトメンバーそれぞれにノウハウだけではなく、美学があるからだと思っています。美学とは、その人個人の経験からやってくる生産的な執着心です。「○○でなければ気持ち悪い」と思える心。言い換えれば、その人の基準の高さです。

04.逆転劇を呼び込む、マインドセット

具体的に「美学」はどんなシチュエーションで発揮されるのでしょうか。

例えば、クライアント企業から「営業組織のパフォーマンスを上げてくれ」と依頼を受けたとします。その場合、はじめにするのは組織をドライブさせるための具体策ではなく「榎本の力を借りたい」という気持ちにさせることです。

最初にクライアント企業の商品やカスタマー、競合他社の動きを徹底的に調査します。定量的な数値はもちろん、自腹で他社の商品も体験して定性的な感覚を掴むなど、ありとあらゆる手段で現状把握を行い、他のどの社員さんよりも商品に詳しい人になります。

依頼主が許せば、営業活動も行います。その企業の商品を実際に売りにいくのです。商品は違っても、困っている方を喜ばせることは同じ。臆することなくトライします。

すると、プロジェクト初期の頃は

「偉そうなコンサルみたいなヤツがきたぞ」

と思っていた社員さんが

「あの人はヤバい。ちょっと話を聞きたくなった」

と、声をかけてくれるようになります。

その小さな輪の中で、信頼関係をつくり、ノウハウを浸透させ、自分以外の人間がきちんと成果を上げていけるようにサポートしていくのです(この具体的なお話はどこかで話します)。

「どうやら、このやり方が良いようだ」

という印象が社内に広がれば、それまで反対していた人たちも手を貸してくれるようになります。オセロの逆転劇のように状況がひっくり変えっていくのです。ノウハウではなく、人の心を変えていくマインドセット。その中心にある「美学」を、私たちはこれからも大切にしていきます。

05.相手の期待を上回る、当たり前の姿勢

こうした感情の根底にはクライアントへの愛があります。「なんてスゴい商品なんだ」「なんて素晴らしい社風なんだ」と、その会社で当たり前だとされていることに感銘を受けるのです。

だからこそ「もっとこうなった方がいいのに!」ということがたくさん出てくる。ほんの少し歯車を調整するだけで、その会社の事業がドライブすることだって少なくありません。

もっと知りたい。もっと工夫したい。成果が生まれるその瞬間まで、強く、広く、深く執着したくなる。責任感やプロ意識とは違う、相手の期待を上回るための当然の姿勢。これが私の美学です。

ノウハウは、こうしたマインドセットとひとつになることで機能し始めます。多くの人が本当に学ぶべきは、ノウハウが効力を発揮する精神構造。


まだまだ未熟なところもありますが、このnoteでは実践を通じて感じた様々なクライアント企業や、プロジェクトメンバーの美学について皆様にお伝えすることができたらと思っています。

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