子どもに部活と勉強を両立させる3ステップ
「部活から帰ってきて勉強せずに寝ている…」
「部活を頑張るのはいいけど成績が落ちてる…」
子どもが部活に打ち込んでいたり、
部活の仲間と楽しそうな日々を送っているのは
親としても嬉しいことですよね。
しかし、成績が落ちていると親は不安になります。
すぐに部活のせいで成績が落ちていると考え、
部活を辞めさせれば成績が上がると考えたりします。
成績が悪いからといって、
子どもからすぐに部活を奪うのは禁物です。
子どもの意に反して部活をやめさせることは人間関係を悪化させてしまいます。
さらに部活を辞めたからと言って成績が上がるわけではありません。
部活をやっていながら成績が良い子どもはたくさんいます。
むしろ忙しいからこそ空いた時間をうまく使って集中力を高め、
効率よく成績を上げられる優秀な子はたくさんいます。
まずは、部活と勉強を両立しながら成績を上げる方法を考えていくべきです。
子どもが部活に打ち込みながら、成績も挙げることが出来るとまずは信じましょう。
そこで今回は【子どもに部活と勉強を両立させる3ステップ】をお伝えします。
STEP1 勉強の目標を一緒に決める
まずは、勉強の目標を子どもと一緒に決めることが大切です。
一方的に「成績悪い!〇点取って当たり前でしょ?」「次のテストで〇点取れなかったら部活辞めさせるよ」などと決めつけるのはNGです。
現在のテストの点数や成績に関して、
子ども自身がどう思うのかを確認しましょう
成績を上げていきたいと思ってるのか、
頑張ればどれくらい点数を上げられそうか
を本人から引き出してあげましょう。
大切なのは本人の意思を確認したうえで、目標を本人に決めさせることです。
具体的な声かけや目標設定の仕方などはこちらを参考にしてみてください。
STEP2 生活の中に勉強する仕組みを作る
子ども自身が勉強の必要性を自覚し、
「次の定期テストで各教科何点取る」などの具体的な目標を一緒に決めることが出来たら、
次のステップは、【生活の中に勉強する仕組みを作ること】です。
どういうことかというと、
部活で忙しい中でも空いている時間を割り出して、
「勉強しなければならない状況」「勉強するしかない時間」を子どもの生活の中に意識的に作るのです。
図書館や塾で勉強してくる習慣を作るには で紹介した、
家の鍵を渡さないで放課後に図書館に行かざるを得ない状況を作り出すなどが一例です。
他にも
・毎朝30分早く家を出させて学校で勉強させる
・帰宅後は21時までスマホを預ける約束にする
などが考えられます。
注意点は、子どもの同意を得たうえで行うということです。
ゲームや漫画などの誘惑だったり、部活で疲れて眠かったりで、子どもは勉強するまでに時間がかかってしまうものです。
一度始めてしまえばしばらく勉強します。
なので、いかにして勉強に向かう仕組みを作り出せるかが重要なのです。
STEP3 適切な声かけで習慣化へ
子どもが勉強しているのが確認できたら、
毎回しっかり褒めてあげることが重要です。
「ちゃんと図書館寄って偉いね!」「部活で疲れてるのにがんばったね!」
など一言で構いません。勉強していることを褒めてあげるのです。
テストの結果だけで判断せず、過程をしっかり褒めてあげてください。
子どものモチベーションをキープするために大切なことです。
そして、テストの点数が少しでも上がったら、
点数が上がった部分に注目してあげてください。
「もっと成績上げなさい」「これでもまだ低い」などはNGです。
「前回より上がったね!がんばったからだね」と伸びた部分を見てあげてください。
そして次のテストに向けて、また目標を本人に決めさせてあげましょう。
最後に
今回は【子どもに部活と勉強を両立させる3ステップ】をお伝えしました。
上手く活用して、少しづつ、子どもが部活にも勉強にも打ち込める環境を作り出していってください。
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