この動画を絶対に見てはダメ「労働経済の分析」最新版 厚労省!仕事や人生のお悩みキャッチ!人事コンサルの面白ニュース解説
「正しい理解」と「正しい判断」のために、公的な『調査数値や統計グラフに疑問を持つ』私的な『SNS情報を鵜吞みにしない』を心掛けよう!!
こんにちは!フリーランス人事コンサルのarachan22です。今回ご紹介する話題はこちら!
厚生労働省は、今年9月に公表した「令和6年版 労働経済の分析」(労働経済白書)について、より多くの方にご覧いただくことを目的とした解説動画「令和6年版 労働経済の分析」~労働経済白書の5つのトピックを分かりやすく紹介~を作成しました。本日12月2日より公開します。動画では、「3分で読み解く!令和6年版労働経済白書」をはじめとして、「日本はどれくらい人手不足なの?」「人手不足で給料は上がるの?」等、5つのトピックを取り上げ、分かりやすく解説しています。と伝えています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_46083.html
「厚労省の白書の動画」なんて難しそうで見たくないですよね~
大丈夫ですよー、簡単に解説させて頂きますね!だいたい、こんな内容になっています。
⇩⇩⇩
一言で説明すると、「日本は人手不足で大変だー」と言っているのです。そんな事はみんな知っていますよね。それを調査数値とグラフを使って、さも偉そうに、上から客観的に分析しています。
まずは、人手不足の歴史(原因)です。三つの時代区分が示されています。
①1970年代前半の好景気が原因の人手不足(忙しくて人手足りない)
⓶1990年代前半の経済のサービス化に伴う人手不足(サービス業人手不足)
③2010年代から現在に至る更なるサービス経済化によって悪化し続け、過去最悪水準となった人手不足と、分析しています。エっ!『ホントですか?』
次は、人手不足の解決方法についてです。二つの方法が示されています。
①業務の効率化(機械化、システム化、ロボット、AI等の新技術活用)
⓶賃金上昇と働き方改革(労働時間短縮、休暇取得、職場環境改善、福利厚生充実等)だと、提言しています。エっ!『ホントにホントですか?』
最後は、人手不足のメリットについてです。一つだけあげています。
※「人手不足で賃金が上がる可能性がある!」と言い放っています。
エっ!『ホントにホントでホントですかー?』
皆さんは、この政府が作った動画をどうお感じになりますか?
私は、
人手不足の原因は、「政府の労働経済政策の失敗による少子高齢化が原因」だと思っています。国民のせいではありません。
人手不足の解決方法は、「人材育成(学校教育と社会人教育の無償化)」だと思っています。国民に(人に)お金をかけずに成長する訳がありません。
最後に人手不足のメリットですが、「賃金が大きく上がることは無い」と思っています。もし、人手不足で賃金が上がるなら、人手不足を解決する必要はありません。
国は、政府は、「人手不足は歴史的に仕方ない事だったのだ!だから、これから国民や企業が頑張って解決するしかないんだ!人生100年時代だ!しかし、国はそんなに長く手助け出来ないぞ!死ぬまで自分で頑張れ!頑張ればお給料も増えるぞ!国の調査分析の結果そう言えるんだ!」と、堂々と言っているんだと私は思います。
改めて、「皆さんは、この政府が作った動画をどうお感じになりますか?」この動画や私の意見を「信じるか?信じないか?」はアナタしだいです。
おすすめアドバイス
政府や公的な団体から発表される様々な統計資料や報告書は、客観的で価値あるデータです。しかし、「それを信じるか?信じないか?」は、個人の判断に任されています。また、最近では個人や出所不明な私的な情報も、動画やSNSにのって大量に配信されて来ます。(私のこのnote記事もその一つですね)「私たちは何を信じるべきなのか?」を判断することは、どんどん難しくなっています。せめて、「この情報は本当なのか?」と、一度は立ち止まって、直感だけで鵜吞みにせずに、情報の真偽を確かめるようにしたいものです。(私のこの記事の真贋も、是非お疑いくださいませ!)
人事コンサルの私の経験から、そうお薦めさせて頂きます。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。私達はこの世に生まれ、いつか必ず死んでゆきます。その1回の人生を、ただ長く生きれば良い訳ではありませんよね!どう生きるのか?自分で選択し歩んでいきましょう!この投稿が、その選択の参考になれば幸いです!ではまた!!