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サンリオの話(せっかくだから今のダウナーな気持ちも資料として残しておこうの回)

そんなつもりではなかったのだけれど、気づけばここ2週間くらいはホルモンバランスも相俟ってめちゃくちゃダウナーな生活を送っている事に気がついた。
ふとした事でとにかく泣いてしまう。気づけば朝から晩まで。ここ3日くらいはひたすら泣いている。自分が嫌になってもうどうしようもない。そして気づけば酒を飲んでいる。

なんかいろんなことを考えてしまって、昔のトラウマなんかを色々と思い出した。平気なつもりだったけどあのときめちゃくちゃ傷ついてたんだな、と今になって思う出来事とかを無駄に鮮明に思い出したり。でかいパンチでK.O.されるより、数年後の脳にじわじわ響く小さな傷のほうがよっぽどタチが悪い。自分も周りも気づかないまま重症になっていて、気づいたときには手遅れであっという間に死ぬ。そんな感じ。

自分が落ち込んでいる事にやっと気がついたきっかけはこの動画だった。


サンリオの不動の人気ナンバーワンキャラクター「シナモン」がみるくくんに子守唄を歌うこの動画。優しい歌声、小声なのにブレないピッチ。そしてシナモンの世界には「角」が存在しない、すべて曲線のまぁるい優しい世界。この動画を見ると今おもちは100%泣いてしまう。なんなら思い出しても泣ける。イコール、これを打ちながらも泣いている。

もちろん、シナモンの世界にもフワフワではなく元気いっぱいが取り柄で走り回りいつもブレているシフォンちゃんなんかもいる。(※おもちはサンリオファンである)それにサンリオならではのちょっと嫌ごとというかブラックな現実を思い出させるレッサーパンダのアグレッシブ烈子ちゃん、メンヘラのKIRIMIちゃん、愚痴ばっかりのぐでたまなんかも大好きだ。それは忘れないで欲しい。でも今は、この優しさしかないシナモンの世界に涙するくらい…疲れている。ただそれだけのこと。

実はおもちが1番好きなのはサンリオの中ではそこまで古株ではない「ウィッシュミーメル」ちゃんである。(なんとシナモンと同じデザイナーさん!)

この子はこんなに可愛い容姿に似合わず、どん底から這い上がったという設定のキャラクターだ。

(以下Wikipediaより抜粋)
当初はメルシーヒルズに留学した直後に、自分の自慢のフワフワ尻尾が白から虹色に変わってしまい(その後、この現象は才能ある子供の証であると明かされた)、誰にも相談できない不安と自信の喪失から引きこもりになってしまった。それが原因でデビュー当時は顔を見せなかった。

まさかのメジャーデビュー即引きこもりスタートなのである。

最初、メルちゃんを知ったときは「何このキャラ!?」という衝撃の出会いだった。ぜひこれを見て欲しい。

「すっぽんぽん!すっぽんぽん!」と歌って踊り狂う真っ白なうさぎの子。もはや狂気でしかないのである。キティちゃんの合いの手もより狂気を引き立たせる。

でもこのメルちゃんの曲には「ありのままでいいじゃない」という気持ちが存分に込められている。まさかのアツいメッセージソングなのだ。SNSがはびこった世の中で何につけても自分を美化しようとしがちなこの令和の時代。自分はどこのプリンセスでもない、王子様なんてもちろん現れないしおとぎ話のようなファンタジーな世界の出来事なんて起こり得ない、でもそれでいいんだよ、向上心も一旦忘れて休憩しよう、前や上ばかり見ずにありのままでいいのだよと教えてくれる。それがサンリオなのである。優しい…。

サンリオのキャラクターはとにかく「ありのまま」なのだ。夢の世界ではない、不思議とどこにでもある現実からの延長線上にあるように感じられる世界。それが好きだ。あまりに現実とかけ離れてると「ほえーん、そかそか。よかったわね(鼻ほじ)」と余計に荒みかねない。現実離れしたファンタジーは夢を見せてくれるのではなく、わたしのように向上心など欠片もなく自己否定ばかりでひねくれた人間には逆に現実のしんどさをより強めて見せつけてくる可能性があると思うのだ。こわい。

サンリオにいる不思議キャラをほんの少しだけ紹介すると、完全に「歯」としか言えないキャラクターの歯ぐるまんすたいる。「ゾウ自転車」と名乗っているくせに「自転車は趣味のひとつ」とか言っちゃう謎キャラ。(一番の趣味って言えや!)
きっと皆も文房具なんかで見た事があるウメ屋雑貨店のおばあちゃん。当たり棒が欲しくてアイスを食べ過ぎる「ぽんぽんひえた」、ただの仲良し3人組のるるる学園…ほら、なんかどこかに存在しそうな現実の延長線でしかない設定ばかりでしょ。

ちなみにキティちゃんがサンリオフレンズたちの事を「事務所のみんな」と呼んでいるのもすごく好き。なんかよくわからないけど安心する。



今年は本当に自分の色々な気持ちに気がついた年だった。恐ろしいくらい今までの自分を否定せざるを得ない、考え方や今まで不動だと思っていた地盤がぐらぐらとぐらついてなんならひっくり返った年。アラフォー独特の変化なのだろうか…とても疲れた。

それでもどうしても「そんな自分を見ている冷静な自分」がどこかにいる性分なので、せっかくだから「今後またダウナーになったときの復活のための資料としてここに残しておく」ことにした。めちゃくちゃ冷静だ。


また落ち込んでいるであろういつかの未来のおもちよ。そしてこれを見ている現実に疲れた迷える子羊たちよ。またその時はシナモンの子守唄を聴いて涙して、メルちゃんとすっぽんぽん!!と踊り狂って、当たりが出るまでしこたまアイス食べてお腹でも冷やせばいい。はぴだんぶいのPV見ながら「1番じゃなくてもいい〜!!楽しめばいい〜〜!」って叫べ。いつでもサンリオは味方だ。そこにいる。

なんかちょっと暗い雰囲気になったので、ついでに最近ハマってるYouTubeも残しておく。

【ひろちんくん】
YouTubeのショートで流れてきてヒーヒー言いながら大笑いしたのが出会い。とにかくこの人は「面白さだけで生きてきた」感が強い。
あまりに面白くて調べたらなんとよしもとのeスポーツとかの人で∞で定期的にイベントとかしてた。れっきとしたよしもとの人。マジかよ!気づけば大声で笑ってしまう事が多いので本当に自動的に元気が出る。

このへんのショートはめちゃくちゃ声出してワロた。「キムタクをダサくする天才」ってコメントした人も最高。
あとスイカゲームの配信でも果物や果物を落とす雲にめちゃくちゃ悪態ついている。最高。

【武士飯】
昔から大食い番組を見るのが大好きなおもち。この武士飯は知っていたけれど、昔好きだったキング山本のチャンネルだとは最近知った。

このキング山本、大食いとか関係なくマジで食べ方が綺麗なの!
咀嚼は絶対に口を開けない。口から溢れるような大口では食べない。麺とか一気に口に入れようとして口から麺が溢れたまま咀嚼して、飲み込んで空いた口の中のスペースに更に押し込む大食いの人おるやん。あれ効率も悪いし汚いし意味わからん。マジで嫌い。

武士は麺も吸い込み終わって口の中に全部収めてから咀嚼する。なんならご飯ものとかお肉とか、もう少し入るやろ!って思うこともある。笑
多分、6kgとかのデカ盛りでも時間いっぱい使って普通に食事を楽しんでるから一気食いをしないんだと思う。素敵…。

実はめちゃくちゃイケメンなのもいい。武士ではない姿で食べる回もあるからぜひ見てほしい。和装、惚れる。




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