YOGAとファスティング
OMAではYOGAファスティング講座を2017年から行っています。
過去14回開講し、のべ70名の方が参加。
リピート率も高く、中には9回リピートされているかたもいます。
ファスティング、何がそんなに良いのでしょうか。
ファスティング fasting とは、英語で「断食する」「絶食する」を意味する言葉です。この「断食」と「絶食」は一定期間食事をせずに過ごすことは同じですが、意味が全く異なります。
「断食」は【自らの意志】で食事を摂らない
「絶食」は【外からの指示】で食事を摂らない
主体が異なるだけで随分と印象が異なってきますね。
OMAのファスティングはもちろん前者のファスティングで、YOGAを行いながら「苦しくない断食」を実践しています。
まずはアーユルヴェーダでのデトックスの考え方をおさらいしましょう。
アーユルヴェーダの治療(パンチャカルマ)では、身体に溜まったアーマ(体内毒素)を排出するために前処置(プールヴァカルマ)を行います。
汚れた布は美しく染め上がりませんから、まずは洗浄してから染め上げます。そんな考え方と同様に、アーユルヴェーダの治療では効果を上げるための前処置が重要になってきます。
アーマ(体内毒素)は弱いところに溜まりやすいといいます。内臓、関節など、人ぞれぞれ。症状が出てしまうと医師のお世話になる必要がありますが、そうなる前に自分でアーマ(体内毒素)をデトックスする方法の一つとしてファスティングがあります。
そしてファスティング期間は食事を摂りませんので、疲れた胃腸を休めることができます。消化はとてもエネルギーを使いますので、そのエネルギーを体内の余分な水分や物質などを排泄することに費やし、体内のリセットを促すことが期待できます。
さらに断食により「オートファジー」が機能するといわれています。ギリシャ語で「オート」は自分自身、「ファジー」は食べること。細胞が自らの一部を分解する作用(自食作用)により、細胞内の老廃物や有害物質、正常な組織などをすべて回収・分解し、リサイクルして新しいものに作り変えることを言います。
OMAでは、ファスティングの準備食に5日間を費やし本断食に入ります。
本断食期間は金曜日の夜から日曜日の昼までで、期間中は朝から「YOGA三昧」「よもぎ蒸し」「ファスティングに適したアロマブレンドでセルフケア」をしたりと忙しく過ごします。ファスティング中のYOGAは難しい動きはしませんが、動くことにより代謝が進みますし、空腹感も感じにくいようです。
OMAではファスティングのリピーターが多いと前述しました。
その理由は終わった時の感覚によるものが大きいようです。
たっぷりとご自身と向き合うことで、肉体的な爽快感だけでなく、同時に心にも爽快感を感じる方、そして心身ともにとても調子が良いとおっしゃる方が多いです。
それだけではなく、みなさん肌艶が良くなってより美しいのです!お世辞抜きにキラキラしていて、これにはいつも目を見張ります。
この記事を書いている私も当初は断食が怖かったので、スタッフながらしばらく見守りサポートをしていました。ですが、終了時の皆さんのキラキラした様を何度も目にするうちに「やってみよう」という想いが湧きあがり、数年前に思い切って参加してみました。
ここからはあくまでも私個人の感想ですが・・・
★思ったより断食は平気だった
★動くことが逆に良い循環があることを体感
★身体のスッキリ感と連動して心がスッキリ
★食べないことで時間がたっぷりあるので自分と向き合う時間が取れた
★「食べること」に対しての心の在り方が変化し、自分自身に対しても丁寧に接することができるようになった
それからは私も定期的なファスティングを行っています。
ファスティングは「自らの意志」で行うことですから、自分でやってみたいと思った時がその時と思います。
夏の不調が遅れて出てくるのは、夏に溜まったアーマ(体内毒素)が、少し気温が下がり始めた秋に表に出てくるから。
身体も心も万全の状態で秋冬を迎えるためにデトックスを行いましょう。
OMAでは【YOGAファスティング講座】を10月4日金曜日~6日日日曜日に開講予定です。
この講座では「ファスティングについてしっかり理解していただく」ため、そして「ご自身のコンディションの確認」を兼ねて、リピートの方も初めての方も必ず【説明会】に参加していただくことを必須としています。
興味のある方、お話だけ聞いてみたい方も大歓迎のオンライン対応もある無料説明会です。「自らの意志」で決めるものですので無理なお誘いはしませんから、気になった方はお気軽にご参加くださいね。